先生の小学校1年生相談所

遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

発達検査・就学相談を勧める園は良心的

入学前の就学相談を勧められると、不安に思われるお家の方もおられるかと思います。

今まで、そのような支援を受けてきたお家の方にとっては、一つの通過点にしかないでしょう。

しかし、思いもしなかった方もおれらるかもしれません。また、なんとなく感じていたが、不安を打ち消すごとく、考えないようにしていた方もおられるかもしれません。

乳児期とは異なった、集団生活や、年齢が上がるにつれて課題がはっきりしてきているということです。ここで、全てを受けとめるお家の方の覚悟が、お子さんの今後を大きく左右していきます。それほど、目を背けてはならない責任があるのです。なぜなら、お子さんが選択することができないからです。

もし、今、発達検査や就学相談の話があがっているなら、それは、入学するにあたり、とてもよいスタートがきれているんだと自信をもってください。もし、実は不安でありながらも、まだ相談ができていないようであれば、今からでも検討していきましょう。お家の方から動かなければ進まないのです。

では、なぜ、今スタートをきれているお家の方と、そうでない方がおられるのでしょうか。

それは、大きく

・園が重視していない

・お家の方がそうさせてらしまっている

ということが考えられます。

(あくまでも経験談による私見です。ご了承ください。)

 

支援の進み具合が異なる理由

1 園によって捉え方が異なる

発達的な課題を個性や成長段階として捉えている園もあります。先生としなかったのたは、園によって傾向があるからです。

幼児教育は私学や認定園など、公立とは異なる園が多く、方針がそれぞれなのです。

ですので、園の特色が強ければ強いほど、入学してからも、子どもの雰囲気に園の雰囲気がなんとなくあらわれてきます。

クラス分けや個々人をなんとなく把握するために、入学前には園からの引き継ぎがあります。学校規模にもよりますが、紙面であったり、直接話を聞きます。

しかし、この時に大きな課題、明らかな課題以外は、何も記入せず、ほぼ真っ白の園もあります。こんな少しの欄に子どもたちを評価できないという思いかどうか、意図はわかりません。入学してから「なるほど、、、」となることがあります。

このような場合、子どもたちの個性が尊重されてきているので、特に課題に触れることもなく過ごしてきてきます。すると、大勢の一斉指導での小学校では、お子さんが困ることになるのです。

明らかな発達課題は伝えなければ成らないでしょうが、お家の方と相談して考えていかなければならないような、もしかしらたら・・・的な発達的な課題を感じるお子さんの場合はそのままになってしまうのです。

2 お家の方の普段の返答

小学校でもそうですが、お家の方が受け入れがたそうであれば、気になることがあっても言わないということがあります。お家の方と話をする時に、

・少し発達的なことや課題を出すと、笑って受け流す

・普段からコミュニケーションがとりにくい

・何か指摘されると威嚇的

などの場合は、お家の方の受け入れる体勢が整っていないと感じ、話題にしにくいのです。実は、本題に入る前に、ジャブを何度か出されていることもありす。逆に、

・〇〇の様子が見られるが発達的な課題ではないか

・発達検査は必要ないか

などをお家の方から相談すれば、先生も話しやすくなります。先生も同じ考えであれば、すぐに話が進みます。

先生から見てそんな様子が見られなければ、今後気にしてくれます。

 

 

相談時の注意点⚠️

ここで考えなければならないことは、個性重視の園かということです。1の園のような場合、お家の方にとっても心落ち着く言葉をかけてくれることでしょう。

・考えすぎですよ

・そんなことないですよ

・みんなそれぞれですから、よくあることですよ

などです。

見分け方としては、

・個性

・発達はそれぞれ

・早生まれ

このキーワードです。そんなことはわかっているのです。だけど、そのままでは困ってしまうから手立てが必要と考えるわけなのです。話がすり替わってしまっています。

また、全国早生まれの子は何万人もいて、同じように小学校で授業を受けています。

他には、普段からどのような会話をしているかです先生から見て、特に感じることがなければ、「また様子を見ておきますね」というようなことをおっしゃるかと思います。

しかし、いつも気になる心配なことばかりを相談していては、単に心配症と思われている可能性もあります。

普段はそのようなことはないと、「あのお家の方が言うくらいだから、そうかもしれない、、、」と気にかけてくれるということです。

心配症と思われて流されているのか、本当に先生から見てその様に感じないのかわからなければ、

・心配症なんですかね、、、

・気にしすぎですかね、、、

と、笑顔で返して、先生の反応を見てみるとよいですね。

 

先生にとって、はっきりすることならまだしも、なんとなーく、、と気にかけれていることは、どのようにお伝えするか悩むところです。

それを話してくれるということは、お子さんの今後を考えてくていることに他ならないのです。小学校のスタートを今からきれるので、選択肢や準備が整えられます。

小学校に入学してから進めるのとは全く違います。有利です。

ですので、少しでも不安であったり、気がかかりなことが実はあったという場合は、すぐに先生に相談してみましょう。

次回は、なぜ、園でのスタートが有利なのかをお伝えします。