ぴかぴかの1年生 先生の視点から

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の1年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

クラス替え

学年末を迎え、新学年への意気込みやドキドキそわそわも抱えている時期ではないでしょうか。

さて、お子さんも、そしてお家の方も気になるのがクラス替えです。

冗談で、くじ引きだよー!なんてことを言ったりもしますが、本当にくじ引きで決められるなら、どんだけいいことか、、、。

学力、運動、リーダー性、協調性、縁の下の力持ち系、博士タイプ、、、それぞれを加味しながらクラス分けをしていくわけです。

それに加えて、低学年であれば、下校のことなども考慮し、そこに地域も含まれていきます。

どのクラスもバランスよく、そして、化学反応というものが悪いふうに作用しないように組んでいくわけです。

そうなってくると、運動などが二の次三の次になったりもします。

特に、運動に関しては運動会くらいでしか、バランスが発揮されませんし、運動会においても、高学年ならまだしも、下級生においては、クラスで力の差が出たところで、、、それよりよりも普段の生活の方が大切だよね、となることもあります。

1年生のクラスというのは、本当に蓋を開けてみないとわからないもので、先ほども申しましたが化学反応が大きくありうる学年なのです。

各園から集まるので、クラスで集まってみないとわからないのですよね。

そして、2年生に上がる時も要注意なのです。

1年生では大丈夫でも、これは、化学反応がよかった場合で、ちょっとこれはクラスを変えるとどっちに動くかわからないぞパターンもあるわけです。

でも、それが3年生に上がっていくと、だんだん個々や集団のパターンがわかるようになるのですよね。

とは言っても、先生方も散々頭を悩ませ、今までの学年の先生や関わりのある先生にも加わってもらい、何日間もかけて決めるわけです。

他ならぬ、翌年度がみんなにとってよい年であるためです。

ですので、お友達とわかれた!なぜ、このクラス?!と思うこともあるかもしれませんが、その段階でのベストを考え尽くしたと思ってください。

それぞれの子が、力を発揮できる場を考えています。

学力や運動などの数値だけでなく、来年度、そこにその子がいる雰囲気を想像して、、何とも曖昧で主観が入っていますが、結局は最終それを想像して決断します。

活き活きとクラスに馴染めるのか、力を出せるのか、想像します。

 

教師でさえ、本当に蓋を開けてみないとわからないと思うものなのですが、しかし、どの組み合わせであっても、そのクラスで1年間過ごすわけですので、自分たちでつくり上げるのだという前向きなたくましい心持ちで初年度を迎えてほしいものです☺️