現役教員の不登校相談室

学校が全てでないと思っている現役教員のブログです。

【不登校】現役教員が学研WILL学園の口コミ・評判から学費、中等部・高等部の特徴まで解説!

不登校になったあと、

「学校以外に安心して通える場所はないかな?」

「フリースクールを探しているけれど、どんなところなの?」

「高校進学までサポートしてもらえる?」

と探していると、学研WILL学園が候補に出てくることがあります。

私も教員として、不登校のお子さんの進路や学習について相談を受けることがありますが、WILL学園は少し仕組みが分かりにくいところがあります。

特に知っておきたいのが、

  • 中等部と高等部では役割が違う

  • 高等部は通信制高校そのものではない

  • 学費は決して安くない

  • 通学だけでなくオンラインや家庭訪問にも対応している

という点です。

この記事では、学研WILL学園の口コミ・評判や学費、コースについて、現役教員の視点から整理します。

不登校になるとあれこれ悩みが尽きませんし、精神的な負担も大きくなります。

少し知っておくことで、何かの機会に選択肢の幅が広がればと思います。

学研WILL学園ってどんなところ?

学研WILL学園は、Gakkenグループが運営するフリースクール・通信制高校サポート校です。

不登校や発達特性などのある子どもたちを対象に、学習だけでなく、居場所づくりや進路のサポートも行っています。

ここで注意したいのが、中等部と高等部では位置づけが違うことです。

中等部はフリースクール

中等部では、地元の中学校に在籍したままWILL学園に通います。

少人数での授業や個別指導、学び直し、高校受験対策などがあり、学校に行けない期間の学習や居場所として利用できます。

また、条件を満たせば在籍校での出席認定につながる場合があります。

高等部は通信制高校の「サポート校」

一方、高等部は通信制高校ではありません。

WILL学園と連携している通信制高校に籍を置き、WILL学園から高校卒業までの学習や生活をサポートしてもらう仕組みです。

ここは、入学を検討するときに必ず確認しておきたいところです。

学研WILL学園の悪い口コミ・気になるところ

口コミを調べると、良い評価だけではありません。

特に気になるのが次のような点です。

①学費が高い

WILL学園は、一般的な公立学校のような費用ではありません。

中等部でもコースによって年間50万円以上、高等部ではそれ以上の費用がかかります。

「不登校だから通う場所を探している」と考えると、決して安い金額ではありません。

ただし、高等部については通信制高校側の授業料に就学支援金が利用できる場合があります。

そのため、

WILL学園に支払う費用

連携する通信制高校に支払う費用

を分けて考えることが大切です。

②授業が物足りないと感じることも

WILL学園は、難関大学への進学を第一の目的にした学校ではありません。

学習面では、基礎からの学び直しや少人数での指導など、不登校によって学習が止まってしまった子へのサポートが重視されています。

そのため、

「どんどん勉強を進めたい」

「大学受験のために高いレベルの授業を受けたい」

という子の場合は、物足りなさを感じる可能性があります。

一方で、

「まずは勉強を再開したい」

「学校よりゆっくりしたペースで学びたい」

という子には、合いやすい環境だと思います。

③キャンパスによって雰囲気が違う

少人数であることはWILL学園の特徴のひとつです。

その分、先生や在籍している子どもたちとの相性によって、居心地が変わる可能性があります。

これはWILL学園に限った話ではありませんが、できれば入学前に見学して、実際の雰囲気を確認したいところです。

では、良い口コミにはどんなものがある?

一方で、WILL学園には、

「同じような経験をしている子がいるので安心できた」

「先生との距離が近い」

「通学できない時期も、オンラインや訪問で続けられた」

といった口コミもあります。

不登校になると、

「自分だけ学校に行けていない」

「周りの子は普通に学校に通っている」

という孤立感を抱えてしまうことがあります。

同じような経験をした子が集まる場所だからこそ、学校とは違った安心感を得られる子もいるでしょう。

WILL学園は「毎日通う」だけではない

WILL学園には、通学だけでなく、

  • 週数回の通学

  • オンライン

  • 家庭訪問

  • メタバース

などのコースがあります。

そのため、

「今は毎日通うのは難しい」

という子でも、状態に合わせた利用方法を検討できます。

特に、体調や気持ちの波が大きい子にとっては、最初から「毎日通えること」を前提にしなくてよい点はメリットになるでしょう。

WILL学園が合いやすいのはこんな子

私が教員として見るなら、WILL学園は、

「学校には行きにくいけれど、学習や人とのつながりは続けたい」

という子には候補になりやすいと思います。

一方、

「とにかく学力を伸ばしたい」

「大学受験を最優先したい」

という場合には、他の選択肢も含めて比較した方がよいでしょう。

また、同じWILL学園でも、通学・オンライン・家庭訪問などで環境が大きく変わります。

「WILL学園だから合う・合わない」ではなく、その子がどのコースなら無理なく続けられそうかを見ることが大切です。

学費やコースをもっと詳しく調べたい方へ

WILL学園は、中等部と高等部で仕組みが違うため、口コミだけを見て判断すると分かりにくいところがあります。

実際の学費やコース、通信制高校との関係、発達特性のある子との相性、出席扱い、高校卒業資格などについても詳しく整理しました。

▼学研WILL学園について詳しく知りたい方はこちら

【口コミ】学研WILL学園の学費と評判|中等部・高等部を現役教員が解説

https://grade-one-teacher.com/gakken-will-kuchikomi/

grade-one-teacher.com

「料金だけ知りたい」という方も、「うちの子に合うのか知りたい」という方も、入学を決める前に一度確認してみてください。

まとめ

学研WILL学園は、不登校の子どもが学習や人とのつながりを続けるための選択肢のひとつです。

ただし、

中等部=フリースクール

高等部=通信制高校のサポート校

という違いがあります。

また、学費も決して安くないため、コースや家庭の状況に合わせて検討することが大切です。

学校に戻ることだけを目標にするのではなく、

「今の子どもにとって、安心して過ごしながら学べる場所はどこなのか」

という視点で、選択肢のひとつとして検討してみてもよいと思います。

【教員解説】学研の家庭教師の口コミ・料金・内容から「合う子・合わない子」を解説

「学研の家庭教師って、実際の口コミはどうなんだろう?」

家庭教師を検討していると、料金だけでなく、

  • 先生はどんな人?

  • 子どもに合う?

  • 成績は伸びる?

  • 不登校でも利用できる?

  • 発達特性がある子でも大丈夫?

など、いろいろ気になりますよね。

私自身、25年以上学校現場で子どもたちを見てきた現役教員です。

今回は、学研の家庭教師について口コミや評判を調べながら、「どんな子なら家庭教師という選択肢が合いやすいのか」という視点で考えてみました。

学研の家庭教師の口コミで気になったこと

学研の家庭教師の口コミを見ると、良い評価だけではなく、料金や先生との相性について気になる声もあります。

これは学研に限った話ではありません。

家庭教師は、教材だけを使う通信教育とは違い、「先生との相性」がお子さんの満足度に大きく関係するからです。

同じ家庭教師サービスでも、

「この先生なら頑張れそう」

という子もいれば、

「先生に教えてもらうこと自体がしんどい」

という子もいます。

だから私は、口コミの評価だけを見て「良い・悪い」を決めるより、わが子に合うサービスなのかを見ることが大切だと思っています。

学研の家庭教師が合いやすい子

たとえば、

  • 一人で勉強するより誰かに教えてもらいたい

  • 分からないところをその場で質問したい

  • 学習計画を一緒に考えてほしい

  • 家で落ち着いて勉強したい

  • 塾よりマンツーマンの方が安心できる

というお子さんなら、家庭教師は選択肢になりやすいでしょう。

一方で、

「今は誰かと関わること自体が負担」

という状態なら、家庭教師が必ずしも最初の選択肢になるとは限りません。

不登校の場合は特に、学習の遅れだけでなく、**「今、人と関われる状態なのか」**まで考えて選ぶ必要があります。

口コミを見るときに注意したいこと

口コミには、実際に利用した人の貴重な体験が書かれています。

ただし、口コミはあくまでその家庭、そのお子さん、その先生との体験です。

「この口コミが悪かったから、このサービスも悪い」

とは限りません。

逆に、良い口コミが多いからといって、すべての子に合うとも限りません。

私は家庭教師を選ぶなら、

①料金
②先生との相性
③子どもの現在の状態
④どこまでサポートしてほしいか

この4つを一緒に考えることをおすすめします。

学研の家庭教師の口コミ・料金・不登校対応を詳しく調べました

実際に学研の家庭教師について調べてみると、口コミだけでは分からない料金や講師、サポート内容など、確認しておきたいポイントがいくつかありました。

特に、

「料金は実際いくらかかる?」

「口コミの悪い内容は本当?」

「不登校の子にも合う?」

「発達特性がある子はどう考えればいい?」

というところは、申し込む前に確認しておきたい部分です。

本ブログでは、これらを現役教員の目線から詳しくまとめています。

👉 学研の家庭教師の口コミ・料金・向いている子について、詳しくはコチラに書いています。

https://grade-one-teacher.com/gakken-katekyo-kuchiko

grade-one-teacher.com

家庭教師は「有名だから」「口コミが良いから」だけで決めるのではなく、今のお子さんに必要なサポートは何なのかから考えてみてください。

少しでも家庭教師選びの参考になればうれしいです。

【教員解説】不登校の朝、親が自分を責めてしまうときに思い出してほしいこと

「今日も行けなかった」

朝、子どもが布団から出てこない。

時計だけが進んでいって、家族みんながなんとなく落ち着かない。

「今日はどうする?」

「明日は行けるかな」

そんなことを考えているうちに、親のほうが疲れ切ってしまう。

そして夜になると、

「私の育て方が悪かったのかな」

「あのとき、もっと早く何かしていれば」

そんなふうに、自分を責めてしまう。

25年以上学校で不登校のお子さんを持つ親御さんと関わってきて、私は何度もこういう姿を見てきました。

何もしていない親御さんには、会ったことがない

25年以上、学校で子どもたちを見てきました。

家庭訪問に行ったり、保護者の方と話したりしていると、本当にいろいろなご家庭があります。

仕事をしながら、どうにか子どものことを支えようとしている方。

「甘やかしているのでは」と周りから言われて、悩んでいる方。

学校に行かせたほうがいいのか、休ませたほうがいいのか分からず、毎朝迷っている方。

それでも、みなさん何かしらしています。

子どもに声をかけたり。

学校と連絡を取ったり。

調べたり。

病院や相談機関に行ったり。

逆に、何もしないほうがいいのではと、じっと見守ったり。

25年以上見てきて、「何もしていない親御さん」には、一人も会ったことがありません。

それなのに、うまくいかなかった結果だけを見て、

「あのときの対応が悪かったのかな」

と、自分を責めてしまう。

でも、そのときは誰にも正解なんて分からないんですよね。

「休ませればよかった」も「行かせればよかった」も、あとからなら言える

不登校になったあと、保護者の方から、

「あのとき休ませていれば」

と聞くことがあります。

一方で、

「あのとき、もっと無理にでも行かせていれば」

という言葉を聞くこともあります。

一見、正反対ですよね。

でも、どちらもそのときの子どものために、一生懸命考えた結果なんだと思います。

結果を知った今だから、

「あのときこうすればよかった」

と思える。

でも、その時点では分からなかった。

子どもは一人ひとり違うから、誰かの家庭でうまくいった方法が、そのまま自分の子に合うとも限りません。

だから、SNSなどで

「早く対応したほうがいい」

「こうすれば学校に戻れる」

という情報を見つけても、それをできなかった自分を責めなくていいと思っています。

参考にするのはいい。

でも、誰かの正解を、自分の子の正解にしなくていい。

これは、不登校のお子さんと関わるときに、私自身が大切にしたいことです。

「行けなくなった」ではなく「止まれた」と考えてみる

もう一つ、学校に行けなくなった子を見ていて思うことがあります。

学校に行かないというのは、大人から見ると「できなくなったこと」に見えます。

でも、子どもの側から見たら、

「これ以上は無理」

と、自分を守るために止まったとも考えられます。

大人だって、体調を崩したら仕事を休みます。

それなのに子どもには、

「みんな行っているんだから」

と、頑張ることを求めてしまう。

もちろん、学校に戻れるようになることが、その子にとって良い場合もあります。

でも、まずは「なぜ行けないのか」「今、この子には何が必要なのか」を考える。

私は、そちらのほうが先なのではないかと思うようになりました。

学校に行かない間も、子どもの時間は止まっていない

不登校になると、

「このまま勉強が遅れたらどうしよう」

「将来どうなるんだろう」

という不安も出てきます。

それも当然だと思います。

ただ、学校に行っていないからといって、子どもの時間まで止まっているわけではありません。

家で好きなことをしている。

フリースクールで人と関わっている。

スポーツを続けている。

少しずつ勉強を始める。

誰かと話す。

何もしていないように見える時間の中で、心を休めている。

そういう時間も、その子にとっては必要な時間なのかもしれません。

実際に、学校を離れていた期間を経て、その後、自分に合う場所を見つけて動き出した子を何人も見てきました。

だから私は、

「今、学校に行けていない」ことだけで、その子の未来まで決めつけなくていい

と思っています。

まずは、お母さん自身が少し楽になってほしい

不登校になると、親はどうしても「子どもを何とかしなければ」と思います。

でも、ずっと緊張した状態で子どもを支え続けるのは、とても大変です。

だからこそ、

「今日も行けなかった」

ではなく、

「今日は家で過ごした」

と考えてみる。

「何もできなかった」

ではなく、

「今日は休むことができた」

と考えてみる。

すぐに気持ちを切り替えられなくても大丈夫です。

私自身、25年以上子どもたちを見てきて、不登校について考える中で、少しずつ見方が変わってきました。

以前は「どうしたら学校に来られるか」を考えることが多かった。

今は、「この子には今、何が必要なのか」を先に考えています。

その違いについて、そして実際に学校で見てきた子どもたちの姿について、もう少し詳しく書きました。

もし今、朝がつらくて、

「私のせいなのかな」

と自分を責めている方がいたら、よかったら読んでみてください。

不登校の朝に、親が自分を責めなくていい理由を、3つにまとめています。

現役教員が語る、不登校の朝に「親が自分を責めなくて良い」3つの理由

少しでも、親御さんの肩の力が抜けるきっかけになればと思っています。

【不登校】現役教員が「オンライン学習を選ぶなら夏休み」のわけを解説

小学校で25年以上、担任をしてきた現役教員の「なり先生」です。

夏休みですね。学校が休みの今は、不登校や登校しぶりの話題が世の中から少し静かになる時期です。

でも——「家でできる勉強を探す」なら、1年でいちばん向いているのが、この夏休みなんです。

今日はその理由と、選ぶときのコツをお話しします。

学期中に選ぼうとすると失敗しやすい?!

タブレット教材、オンライン家庭教師、オンラインフリースクール——。

今は本当に種類が多くて、調べ始めると疲れてしまいますよね。

しかも学期中は、こうです。

朝は「行く」「行かない」で時間が過ぎ、連絡帳を書き、仕事に行き、帰ったら宿題の声かけ。

比較検討する余白なんて、どこにもありません。

その結果どうなるか。

焦って、名前を知っているものを何となく申し込んでしまう。

そして「うちの子には合わなかった」となる。

それどころか、高額な教材を購入してしまう…実際にあります。

 夏休みだからできること:「体験させられる」

ここが最大のポイントです。

家庭学習のサービスは、ほとんどが無料で試せます。

無料体験、資料請求、無料の個別相談、1日体験——。

でも学期中は、体験の予約を取っても、子どもがその時間に落ち着いていられません。

学校のことで頭がいっぱいだからです。

夏休みは違います。

  • 朝、行かせなくていい(この安心感は本当に大きい)
  • 子どもの気持ちが緩んでいて、新しいことを受け入れやすい
  • 親も、平日の昼間に相談の予約が取れる
  • 2〜3つ試して、じっくり見比べる時間がある

そして何より大事なのは—お子さんが実際に触ったときの反応が見られることです。

パンフレットを何度読むより、画面の向こうの空気に触れたときの表情のほうが、はるかに確かな判断材料になります。

表情が少しゆるんだなら、それが答えです。

合わなければ、やめておけばいい。

この「試す」ができるのが、夏休みなんです。

でも、種類が多すぎて選べない—という方へ

そこでいちばんお伝えしたいのが、選び方の軸です。

結論から言うと、「どれが一番いいか」ではなく「うちの子はどのタイプか」で選ぶかです。

家庭で学べる手段は、大きく3つに分かれます。

  1. タブレット・オンライン教材**(一人で、自分のペースで進める)
  2. オンライン家庭教師**(1対1で伴走してもらう)
  3.  オンラインフリースクール**(勉強だけでなく居場所と仲間)

お子さんが「①一人で進められそうか」「②人に伴走してほしいか」「③まず居場所がほしいか」

この3択で考えるだけで、候補がぐっと絞れます。

そして同じ「タブレット教材」でも、学年をさかのぼれるものと、学年に沿って進むものでは中身がまるで違います。ここを知らずに選ぶと、遠回りになります。

各タイプの特徴と、代表的なサービスの料金・向いている子を、教員の目から比較してまとめました。

▶ 下記のブログをご覧ください。

grade-one-teacher.com

すらら・サブスタ・チャレンジタッチ・天神・銀河・マナリンク・ティントル・フリースクール各社を、料金と特徴を並べて比べています。

「うちの子はどれ?」がはっきりする形にしました。

全部やらなくて大丈夫です

念のためお伝えしておきます。

夏休みは、お子さんが久しぶりに「学校のことを考えない時間」を過ごせている時期でもあります。

その回復を邪魔してまで、何かを始める必要はありません。

私がお伝えしたかったのは、「もし動くなら、今がいちばんラクですよ」ということだけです。

読んで、頭の片隅に置いておく。それだけでも十分です。

2学期が、ぼちぼちのスタートになりますように。

 

▶ 下記のブログ「不登校びより」では、現役教員として25年以上見てきたことを書いています。

不登校びより | 25年以上担任をしてきて思うことブログ

【現役教員解説】夏休み明けの不登校は1学期に決まっている⁈

小学校で25年以上教員、現在は通級指導教室を担当しているなり先生です。

夏休みに入りましたね。子どもたちにはゆっくり休んでほしい季節ですが、保護者の方から、こんな不安を聞く時期でもあります。

「うちの子、休み明けにちゃんと学校に行けるだろうか」

今日はその不安に、教員の立場から少し正直な話をします。

「夏休み明けに突然の不登校」は、実はほとんどない。

9月1日、突然学校に行けなくなる、そんなイメージがあるかもしれません。

でも、25年以上子どもたちを見てきた実感では、少し違います。夏休み明けに休む子の多くは、実は1学期の時点で、すでに小さなサインが出ていた子なのです。

休みがちだった。理由をつけて休むことがあった。遅刻がぽつぽつ増えていたなど。

しぶりながらも、なんとか頑張って通っていた子が、夏休みに家庭の安心をたっぷり感じて、休み明けの一歩が踏み出せなくなる。

「突然」に見えて、続いてきたものが表面化する。これが、教室から見えている典型的な流れです。

だから、夏休みの今こそ意味がある

「じゃあ、もう決まっているなら仕方ないの?」いいえ、逆です。

今のうちに1学期を振り返って、心の準備と対応の準備をしておけるかどうかで、休み明けの親の動きはまったく変わります。

慌てて無理に連れて行こうとして親子ともに傷つくのか、落ち着いて受け止めて次の一手を打てるのか。

実は、学校の先生たちも、夏休み明けの初日は1年で特に気をつけて子どもたちを見ています。

学校側も備えている日なのです。だから、親御さんも備えておいて損はありません。

何を振り返り、初日にどう対応すればいいか

具体的には

・1学期の「小さな休み・遅刻」をどう振り返るか
・初日の朝に「行きたくない」と言われたら、何をして、何をしてはいけないか
・休ませる判断をしていいのはどんなときか
・1学期に兆候ゼロだった子(特に高学年)ほど注意が必要な理由

このあたりを、下記の記事に教員の視点でまとめました。夏休みのうちに、10分だけ読んでおいてもらえたらと思います。

【現役教員解説】夏休み明けに学校へ行きたくないと言われたら|初日の対応と見極め

▶︎https://grade-one-teacher.com/natsuyasumi-ake/

心づもりしておくことで、9月1日にお子さんに余裕を持って接してあげられます。ぼちぼちのスタートでいきましょう。

通知表を見て不安に!現役教員が夏休みに大切にしたい学びを解説!

1学期の通知表を見て、

「このままで大丈夫なのかな。」
「勉強がどんどん遅れてしまうのでは……。」

そんな不安を感じた保護者の方も多いのではないでしょうか。

私は現役の小学校教員として通知表を作成していますが、通知表の◯や△の数だけを見て学力を判断することはできないと感じています。

不登校のお子さんの場合は特に、通知表で一喜一憂する必要はありません。不登校のお子さんは、学力があっても十分な評価材料がなく、思うような評価にならないこともあります。

通知表の結果だけで、「もう遅れてしまった」と落ち込む必要はありません。

私が本当に心配なのは、通知表よりも「学びが止まってしまうこと」「諦めてしまうこと」

教員として気になるのは、通知表の○や△ではありません。

特に小学生は、学年が上がるにつれて学習内容が積み重なっていきます。

そのため、夏休みは「取り返す」というより、「少しでも学びを続ける」ことを意識するだけでも大きな意味があります。

夏休みに優先したいのは、国語と算数です

もし時間が限られているなら、私は国語と算数を優先することをおすすめします。

国語は、文章を読む力や言葉の意味を理解する力が、すべての教科の土台になります。

算数は、新しい単元がこれまで学んだ内容の積み重ねで進んでいきます。苦手なところをそのままにすると、次の学年でさらに苦しくなってしまうことも少なくありません。

逆に言えば、国語と算数の基礎が少しでも身に付いていると、2学期からや、学校へ戻ったとき、学習を再開したときの負担は大きく減ります。

家庭学習は「続けられること」が一番大切

学校と同じように何時間も勉強する必要はありません。

10分でも15分でも、「今日はできた」という経験を積み重ねることが大切です。

そのためには、一人でも取り組みやすく、無理なく続けられる教材を選ぶことも一つの方法です。

私は不登校のお子さん向けの家庭学習教材をいろいろ調べていますが、その中でもチャレンジタッチは、「まずは学習習慣を取り戻したい」というご家庭には選択肢の一つになると感じました。

これは、不登校のお子さんだけでなく、学校に通っている子にも通じることです。

そして、何と言ってもチャレンジタッチはシンプルなサービスのため月額料金の安さがお勧めしやすいところでもあります。

もちろん中身も充実しています。

発達障害のお子さんにも向く子が多く、一人で黙々とするのが好きな子、衝動的な子になどに合うことが多いです。兄弟で取り合うということも聞いたこともあります。

料金やメリット・デメリット、どんなお子さんに向いているかは、下記の記事で現役教員の視点から詳しくまとめています。

通知表の結果に落ち込みすぎるよりも、「この夏、少しでも学びを続けられた」という経験を、お子さんと一緒に積み重ねていけるといいですね。

【現役教員解説】チャレンジタッチ(進研ゼミ)の料金!専用タブレット不要⁈

▶︎https://grade-one-teacher.com/challenge-touch-fee/

grade-one-teacher.com

 

【不登校】先生も知らない⁈家庭学習を出席扱いにするために

小学校で通級指導教室を担当している、なり先生と申します。

教員になって25年以上になります。

今日は、現役の教員である私自身が、恥ずかしながらつい最近まで知らなかった不登校のお子さんの出席扱いの制度について書きます。

保護者だけでなく、先生にも浸透していない制度です。

知るきっかけになったのは、不登校の保護者の方です。

「家でオンラインの学習をしているので出席扱いにしてほしい。」と申し出がありました。

その後、管理職から出席扱いになる旨が職員に伝えられました。

調べてみて、驚きました。文部科学省の制度として、一定の条件を満たせば、自宅での学習を「出席扱い」にできる、そうはっきり決まっていたのです。

なぜ、先生も知らないのか?

この制度、決して新しいものではありません。それでも、私を含め、知らない教員が本当に多いのです。

理由の一つは、実際に使われている例がまだ少ないからだと思います。

制度としては存在していても、現場で「前例」になかなか出会わない。だから、いざ保護者の方から相談されても、多くの先生が「そんな制度が…?」となってしまう。

でも、裏を返せばこういうことです。

保護者の方が制度を知り、正しく学校に相談すれば、道は開ける。実際、私が関わったケースでも、条件を整えて相談したことで、すんなり認められました。

「知っているかどうか」で、こんなに変わるのです。

不登校のお子さんを持つ親御さんにとって、「欠席日数が増えていく」ことは、大きな不安です。

でも、家庭での学習が「出席」として認められるなら——その頑張りが記録に残り、子ども自身も「自分はさぼっているわけじゃない」と少し前を向ける。この差は、とても大きいと感じています。

ただ、この制度にはいくつかの条件があり、「ただ家で勉強すればいい」というわけではありません。

学校との連携や、学習の記録、対面での関わりなど、押さえるべきポイントがあります。

そのあたりの具体的な条件や、学校にどう相談を切り出せばいいかは、下記のブログで、教員の視点から詳しくまとめています。

学校側が実際どう動くのか、といった"中の話"も書きました。

もし必要な方がいらっしゃれば、読んでみてください。

▶︎https://grade-one-teacher.com/shusseki-atsukai/

同じように悩んでいる方に、少しでも届きますように。

grade-one-teacher.com