低学年はとにかく授業の準備物で、家で用意することが多いです。
なぜなら、身近なものを通して学んだり、身近な物を活用して創作したりするからです。
まさに、具体的な思考を働かせています。
それが、次第に抽象的思考に移行していくのですね。
お家から持っていく時に、
・どんなもの。
・どれくらいの量
持たせるか悩みますよね。
どんな物かは教科書を見ればわかります。
例えば、算数の「いろいろなかたち」
であれば、
①箱のような形
②筒のような形
③ボールのような形
が出てきます。
ですので、この3種類があれば、ばっちりです。
もちろん、指定されていなければ、3種類なくても学習できるように考えているので大丈夫です。
そして、量ですが、
“たくさん持たせてあげたら思う存分できるだろ”
と思われ、大きな袋にたくさん持たせてくれる方もおられますが、そうではありません。
扱いきれないのです。
そして、置く場所に困るのです。
大きなものもそうです。
ですので、量よりも、先ほどお伝えしたように、何を学ぶのか
に視点を置いて揃えてあげるとよいでしょう。
“箱のような形”は立方体や直方体を少しサイズ違いで用意したり、ボールのような形もあると面白いですね。
ただ、円柱などは、学習中に分類が難しくなります。お子さんが持っていくと言わない限り、提案しない方が無難です。
「いろいろなかたち」で工作をするようであれば、数は必要になります。しかし、学ぶのは算数ですので、図工のようにそればかりに時間を割きません。
また、そんなに大きな物を作っても崩すしかありません。
そして、思ったほど、箱を組み立てるのは難しくそんなに数を使いこなせません。
特に、そういった工作をお家でしていたら別ですが、あまりしない子や少し不器用な子であれば、セロテープなどでひっつけやすい大きさと数が尚のことよいですね。
ただ、3つ4つと少な過ぎては、組み合わせ方を考えられにくいです。組み立てた時に机の上で完結できるサイズと数を想像するとよいかと思います。
また、工作はせずに、形の学習のみで使いそうであれば、尚更たくさん用意するよりも、その名の通り、
“いろいろなかたち”の種類に注目して集めるとよいでしょう。
特に指定がない限りは、
・何を学習するのか
・何が目的か
・我が子は扱えるか
を考えて用意してみましょう。
そして、何よりも、お子さんと一緒に揃えるのが勉強です。
お家の方だけが必死に集めていては、用意されたものを使うことになります。
それでは、冒頭でもお伝えしたのうに、低学年の“身近なもの”ということに当てはまらなくなります。
あくまでも、
“お母さんが用意してくれたもの”
“なんかあったもの”
“もの”
となります。
集める過程も、お家で楽しんでいくのが、意欲的な学習につながりますね。
“これー”と言って、とても嬉しそうに見せてくれますよ☺️