ぴかぴかの1年生 先生の視点から

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の1年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

連絡帳の書き方

園と違い、お子さんの様子がよく分からず気になることがあるかと思います。

しかし、学校の連絡帳は先生との交換日記ではありません。

必要最低限のことをやり取りするものです。

なぜ、できないかというと、

・昼寝の時間がない

・休憩時間すら確保できていない

・給食中も5分10分で飲み込むように食べている

このようの状況だからです。

最低限のやり取りでさえ、10人近く書くこともあります。

1日のスケジュールの中で、子どもたちの動きとすべきことを組み立てながら、臨機応変にスケジュールを組んでいきます。

ですので、長々とお返事はできないのです。

 

ですが、これを読んでくださっているということは、むしろ気を遣ってくださる方々なのだと思います。

そして、

このような時はどう書けばよい?

と戸惑われるのだと思います。

 

そこで、ケースごとに書き方をお伝えしていきます。

 

1  何か込み入ったことを相談したい時

→相談があることを知らせる

“相談させていただきたいのですが、お電話でもよろいでしょうか。”

と、相談があることを伝えましょう。この場合、簡単に内容を加えていただけると、先生は少し心構えができます。

例えば、

“友達関係のことで”

“学習のことで”

“朝ぐずることで”

相談と言われると、何?!と、ひやひやして待つことになります。ある程度言ってもらえると、その子の普段の様子と合わせて、考えておくことができます。

 

→お手紙にする

連絡帳は、いつ誰の目に触れるかわかりません。また、長々と書いていると、それだけが目立ちます。

ですので、お手紙に書くとよいでしょう。

しかし、ここでも、思いの丈をぶつけすぎる感情的なものは控えた方がよいでしょう。残ってしまいます。

事実をお伝えし、電話か来校か、先生の返答を待つのがよいでしょう。

先生も人間です。文面でつらつらと感情がのると受けとめることがしんどくなります。

会って話すのと一方的に書くのとでは違うということですね。

大切なことは、問題解決です。

感情に任せてしまうと、先生とお家の方とが噛み合わず、本来の問題から逸れてしまいます。

冷静に書いてみましょう。

 

2 誉めてもらった時

何か連絡の際に、お褒めの一言を加えてくれることがあるかもしれません。

そんな時は、そこに対してあれこれお返事すると、交換日記のようになります。

ですので、サインだけでもよいのですが、

サインの横に小さく、

“ありがとうございます。”や

“楽しんで行ってます。ありがとうございます。”

“ありがとうございます。頑張っていると聞けて嬉しいです。”

など、簡単にお礼を書くのもいいでしょう。

ただ、お返事の時間がないだけで、お家の様子など聞けるのは嬉しいのです。

学校に楽しく来てくれているなど聞けると、安心します。

 

ここでのポイントは、

・返信は不可

ということが伝われば○です。

ですので、サインの横に小さく

としたのです。

他にも雰囲気でわかるようであれば、別の書き方でもよいです。

 

3 お礼を伝えたい

最近は少なくなりました。気を遣ってくださっているということもあるかもしれません。

しかし、2でも触れましたが、決して様子を知りたくないわけではないのです。

嬉しいことは、先生も嬉しいのです。

ただ、ここでも、園の延長で同じように書くと、お返事を少し負担に感じる先生もおられるかと思います。

ですので、大切なことは、短くです。

例えば、

“運動会お疲れ様でした。大変感動しました。ありがとうございました。”

“1年間ありがとうございました。おかげさまで、楽しんで学校に通い、成長する姿を見せてもらいました。”

です。

そして、

“お返事は構いません😊”

なと、添えておくとよいかもしれません。

特に、修了式では時間が限られてくるので、慌ただしいです。

お礼の連絡帳は少なくても、他の連絡帳がたくさんくれば、慌ただしさMAXです。

このように書いていただけるとありがたいですね。

少し長くなるようであれば、お手紙を貼ったり、お子さんの手紙の中に入れてもらうというのもよいですね。

 

もちろん書かないといけないものではないです。

嘘をついてまで必要ないです。

しかし、そういった思いがあるなら、先生も人間ですので、伝えてもらえると、励みになります。

懇談会などて、伝えるのもよいですね。

 

次回は、お願いごとをしたい時などについての書き方です。