学校はいつまでも紙文化です。
特に、新学期は、配布物の山です。
4月の入学式後に回収したもの
・選挙委任状
・心臓検診問診票
・健康診断問診票
・家庭調査票
・救急対応票
・個人情報の取り扱い(それぞれの項目で○か×か)
・フッ化物うがい(するかしないか)
・緊急下校時の対応(学校待機か下校か)
・スポーツ振興センター加入同意書
・タブレット貸し出しの同意書と充電器の貸し出し(必要か必要ないか)
・Wi-Fi調査
・鍵盤ハーモニカの申し込み必要な人(お金)
・水着の申し込み必要な人(お金)
・ボランティア募集
・体験募集
ざっと、思い出すだけでこれだけです。
もちろん、回収せずに配布だけのものもたんまりとあります。
これらを回収する時に気をつかうだけでなく、配布する時にも全員の連絡袋に入ったか確認します。
次々と配布すると、ぺらんと落ちてしまって誰のかわからなくなったり、先ほどの自分の配布物と、今回ってきた座席後ろの人の分も含めた配布物とが混同してしまったりして大変です。
回収時には、
・名簿順に
・チェックをつけながら
確認します。
それを、この回収物の数、揃うまで行います。
締め切りが2日間であれば2回で済みます。
長期に渡る場合は、これを毎朝行うのです。
ぴたっと、すぐに揃えばよいのですが、なかなかそうはいきません。
そして、回収後は
・印を忘れていないか
・問診をとばしていないか
・家庭調査票から1年生は
電話番号
保護者氏名漢字・ふりがな・続柄
兄弟の氏名と学年クラス
のパソコン入力
2年生からは、間違えがないかの確認
・個人情報で×の児童と項目入力
・フッ化物するかしないかの入力
・緊急下校時に関して
学校待機児童と緊急時連絡先入力
全員の登校班の入力
・スポーツ振興センター加入同意書未提出の保護者への催促の連絡(加入するまで)
・タブレットの充電器持ち帰りが必要かの入力
・Wi-Fiがないかの入力
それぞれ、本当に揃っているか枚数を数え直したり、入力ミスはないかを見直したりします。
お金に関しては、預かり次第職員室に持っていくか、遅くても休み時間に持って行きます。
個人情報やお金も大事なのですが、大変気をつかうのは委任状です。
全員が持ってきているわけではないですが、本当に出しそびれていないかの確認を何度もします。
紙1枚、出した、出してないであとあと大変なことになります。
これは、集めたくないものNo.1に入るくらいです。
提出書類はどんどん増えています。
デジタル化で簡単になるはずが、集めるものだけ増え、そのデジタルにしようとするために、余計な労力がさらに加わります。
つまり、子どもたちとの時間や授業準備の時間が、事務作業でもっていかれます。
お家の方も、
こんなに書類ばかりで!
デジタルにならんのかな!
とお思いでしょうが、学校側も大いに思っています。
それだけで、ヘロヘロですから。
紙文化の大小は自治体によって異なると思います。
デジタル化だけでなく、工夫次第でもっとシンプルにできそうだなと思うところもあります。
また、デジタル化が進んでどこかうまくらやっている自治体はあるはずだと思います。
もっと情報共有して、お家の方も学校もスムーズにいく方法に改善してもらいたいものですね。