6月中旬にさしかかります。1学期も気がつけば、あと1ヶ月くらいになってきます。入門期の1学期、学習を確実にするために、今やるべきことを挙げてみます。
1 ひらがな50音
ひらがなを全て習い終わる時期ではないでしょうか。50音全て、読み書きでにるようになっておきたいところです。
そして、正しく書いているようでも、横に付いて書き方を見ると
・鉛筆の持ち方
・書き順
が、正しくない場合があります。
鉛筆の持ち方で、
・ぎゅっと握る
・親指が出ている
・親指と人差し指に力が入っている
・手首がまわりこんでいる
のような場合は、書きにくく疲れやすいですし、正しい持ち方を教えてあげましょう。癖がついているので、直りにくいですので、その都度声をかける必要があります。
書き順が覚えられていない場合、漢字を学習する時に困ります。漢字は膨大に覚えなくてはいけませんが、
・上から下へ
・左から右へ
・外から内
など、書き順に一定のルールがあり、だからこそ、覚えられるのです。
つまり、流れを身につけることが大切なのです。しかし、ひらがなで書き順を無視し、独自の書き方で書いていると、漢字でも独自の書き方をしてしまい、覚えづらくなってしまいます。
書いた後に見ても、書き順が正しいかわからないので、時々付き添って見てあげることが必要です。
2 文を書く練習
ひらがなの学習を終えると、ノートや生活科などで、文を書く機会が増えます。
まだ練習時期ですので、そこまで正しい文を要求されませんが、書くことを繰り返す中で、ひらがなを定着させていくのです。
・「は」「を」「へ」
・つまる音「っ」
・のばす音
・ねじれる音「ちゃ」
・合わさった言葉「しょうがっこう」
これらは、2時間ほどの授業内容ですが、その時間で定着するわけではなく、書くことを繰り返して覚えていくのです。
ですので、お家でよくいる場所に、鉛筆と紙がすぐに使えるように出しておくとよいでしょう。
暇な時、テレビを見ながらなど、“なんとなーく書いてみようかなー”そんな環境がよいですね。
子どもが、なんとなーく書いているのに、お家の方が欲張って、“もっと”“もっと”は厳禁です😆
子どもが“これ、どうやって書くの?”と聞いてきたら、しめたものです😎
3 数がかたまりでわかる
まだ、足し算を習いたてですので、手を使って計算しているかもしれません。
今は手を使っていたとしても、手を使ってすぐにわかるということが大切です。
5に2で7
片手と2で7
すぐにわかると言うことは、5と2を見て7とわかるということです。
4と3で7
片手に1入れて残り2で7
すぐにわかると言うことは、4に1入れると5になること、3の1前は2と考えられているということです。
もしくは、4と3のかたまりを見て、7ということを覚えているということです。
少し時間がかかる子は、4567と、4から数えています。
気をつけてあげたいのは、1から順に数えているやり方です。
このやり方をしているなら、10マス(上5下5の2列)の枠を書いて、そこに物を並べて考える段階です。物を使って、数をかたまりとしてわかるように練習していきましょう。
4 計算カードor計算プリント
手でぱっと理解できるなら、あとは繰り返しの練習です。計算カードや計算プリントがあるとよいです。
お子さんによってはやる気いっぱいでしょうし、自分で問題を使ってみるのも楽しいですね。
そして、タイムをはかり、自己新記録を目指していきましょう。
百ます計算のようなものは、目の移動が必要ですので、苦手な子もいます。
見方に苦労しないようであれば、百マス計算は、枠をつくれば繰り返し練習できるのでよいでしょう。その場合も、はじめは25マスなど、少ない量から挑戦していきましょう。