ぴかぴかの1年生 先生の視点から

遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

国語テストでも音読練習の成果が発揮される

音読の重要性を感じ、連日、音読推しになっていますが、それほどまでに低学年にとって、音読は重要です。

1年生の読みものの長さは、毎日数回、声に出して読むことで覚えられます。

そして、覚えるまで読み込んだら、テストでも解答しやすくなります。

 

1  1年生の国語テストの特徴

特に、1学期は、

・問題量が少ない

・マスがあり、そこに言葉を書く問題が多い。

・文での解答であっても、前後がすでに書かれてあり、言葉を埋める形がほとんど。

・三択で一つを選ぶ

というような内容です。

ですので、ほとんどが、考えるというよりもら抜き出しであったり、知っているかの問題です。

言葉もそのままですので、上に書かれてある文章のどこにその言葉があるかを見つけられるかが鍵となります。

 

2 覚えていると有利

どの学年でも覚えていると有利にはなりますが、特に1年生は、テストの特徴から、テスト用紙の上部に書かれてある読み物の中から、いかに早く言葉を見つけられるかで違いが出てきます。

覚えていると、写し間違えのないように、ひらがかの確認程度になります。文章も短いので、どこに書かれてあるかも、すぐに分かります。

しかし、読み込んでいないと、一から読みはじめないといけません。一から読み進めることは、テストに慣れていない1年生には難しいのです。はじめから読んで答えを探すのではなく、うろうろと文章の中で迷子になります。

また、音読を覚えるまで練習していないということは、文字にも慣れていないということです。

一人で答えを探すのは至難の業となるのです。

 

3 覚えない理由

1年生のテストに慣れていないはじめの時期では、問題文を読んでもらったり、書き方の説明をしてもらったりすることがあります。

例えば、「つぼみ」のテストで、

問題「なんのつぼみでしょう。」

解答「あさがお」(4マス)

の場合、

「これはあさがおのつぼみです。」

という文から、

「これは」

と書いてしまう子もいます。

これは、聞いていることが理解できていない場合もありますが、先生が説明してくれていることを聞いていない可能性もあります。

テストで聞けていないということは、普段もき聞けていないと思ってよいでしょう。

また、

「これは、なんのつぼみでしょう。」

「これは、あさがおのつぼみです。」

と、何度も授業で学習している内容です。1年生の内容は、たくさんの内容が盛り込まれていません。繰り返しがはっきりしており、ピンポイントで、そこを学びます。

ですので、上記のように全く違う解答をしているということは、普段の学習から、何をしているのか理解できていない可能性があります。

そして、このような解答をしてしまう子は、授業中の音読練習で口が動いていなかったり、何となくで読んでいるように見られ、明らかに練習不足です。

これは、

理解ができない、また(もしくは)、文字がすらすら読めないから、音読練習を頑張れない

のか、

・練習してこないから、授業でついてこれない(テストで理解できない)

のか。

テストがすらすらできる理解があれば、音読もすらすらできると考えられますが、やはり、すらすら読めないのなら、尚のこと音読は必須です。

 

覚えるまで声に出して音読することで、言葉や文に慣れ、

・テストでもすぐに答えが見つけられる

・問題文も自分で読めるようになる

音読、侮るなかれです☺️