ぴかぴかの1年生 先生の視点から

遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

諸費の滞納は大変 その理由と対応策

給食費や教材費など口座引き落としの学校が多いかと思います。

最近では、教材費は業者へ直接支払う学校もあるようですね。早くどの学校もそうなってほしいものです。

なぜなら、これらの諸費を事務職員が会計処理をしなければならないからです。教材費など学年や個人のものは、教員がすることもあります。

そして、この会計処理ですが、引き落としがきちんとされていればまだしも、引き落としできない方がおられると、それはもう大変です。

滞納があると学校は大変

・業者へ支払いできない

→各ご家庭に配布する会計報告書は、支払ったことにするが、業者への支払いは次の学期にまわすなどの操作が必要になります。

そこへ、転出入があると別会計になり、更にややこしくなるのです。

教員は、事務職員ではなく会計関係は一般素人です。複雑になり手間がかり合わなくてなることも出てきます。

・事務職員が催促しなければならない

最近はわかりませんが、教員が立て替えたり、徴収しに家まで訪問したりしなければならないこともありました。

そこまですることは、さすがに少なくなっているかと思いますが、事務職員の手間がかかっています。

例えば、引き落としできなければ、現金で持って来てもらうために、袋を用意して、各担任に渡して回収ということになります。全学年分処理していかなければならないのです。

 

滞納しない方法

1 仕組みをつくる

ついうっかりということもあるかと思います。しかし、このうっかりが何人もおられたら、、、

ですので、うっかりをしなくて済むように仕組みをつくるとよいです。

・銀行口座にあらかじめ1年分を計算して入れておく

・自動入金などのサービスが使えないか調べてみる

毎月、手動で入金となると、うっかりやできない日が出てくるものです。

毎月毎月、入金のことを考えるのも大変ですし、時間ももったいないです。

6年間のことですから、ご自身に合った仕組みを調べてみましょう。楽ちんにできるとこは早めにした方がよいです。

2 支払い免除にならないか尋ねる

生活の変化などにより、お金に困ってしまい、支払いが滞ってしまうこともあるかもしれません。

4月や入学説明会などでお知らせがあったかと思いますが、生活保護受給やシングルさんでなくても、年収などに応じて給食費や教材費が免除できることがあります。

自治体によって基準が異なるようですので、先生に聞いてみましょう。先生に知られると恥ずかしいなど、心配する必要はないです。学校にいる者は、いろいろなお子さんを見ています。ご家庭を見ています。それが当たり前です。それが仕事です。遠慮せずに相談しましょう。

 

諸費を滞納すると、学校も大変ですが、お家の方もプレッシャーだったり、焦ったり大変だったりするかと思います。

6年間のことですので、早めに対処してしまいましょう。