ぴかぴかの1年生 先生の視点から

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の1年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

入学直前 まだ間に合う!入学式リハーサル

何?!リハーサル?!

と、お思いの方も多いかと思います。

実は、入学式のリハーサルというものがあり、ここ十数年で希望者も一気に増えました。

 

入学式のリハーサルって何?

そんなのがあるなら参加させたい!

と思われるかもしれませんが、これは、発達的な課題があったり、それに順じているお子さん向けのものです。

具体的には、

・式当日に、どのような行動に出るかわからない、もしくは、参加を拒否してしまうかもしれない

・不安が強い

・当日の先生の指示では理解しにくい

など、

・初めてのこと

・大勢

・じっとしていること など

が苦手なお子さん向けに行われるものです。

 

どのようなことをするの?

地域によるかもしれませんが、前日の放課後に行われるので、飾り付けや入学時に配布されるものなど全て式と同じ環境に整った状態です。

そして、当日の流れを説明しながら、確認していきます。

一例になりますが、

・教室に入り、席に座る

・下駄箱やロッカーなど、自分の場所を確認する

・トイレを確認する

・体育館で入場、名前を呼び返事をする、退場など、簡単な流れを行う

などです。

 

参加する方がよい?

一通りの流れを確認できたり、どのような場所かを知ったりすることは、見通しが持てますので、いろいろな負担が変わるかと思います。

また、担任と行いますので、

知っている先生

昨日話をした先生

ということで、少し仲良くなれることも安心の一つとして大きいかと思います。

 

このリハーサルに来られるお子さんは、お家の方が不安を抱えて参加されることが多いですが、

・少しでもよくしていきたい

・何かできることごあればしていきたい

など、積極的であったり、周囲を頼れるということでもあります。

 

年長ではうまくやっていたから必要ない?

中には、

・卒園式ができた

・入園当初は心配だったが、今はそれなりにやっている

ということで、参加を断る方もおられるます。

しかし、それは、

園に慣れたから

だけかもしれません。“だけ”というと、きつく聞こえるかもしれませんが、慣れることは、立派なことですし、成長であります。

しかし、本質的な、

・初めてが苦手

・大勢が苦手

・理解に時間がかかる

などがあるなら、参加した方がよいでしょう。

もちろん、式でうまくできなかったからと言って悪いわけではありません。

しかし、大勢の前で騒いだり、立ち歩いたりと、悪目立ちした場合に、お家の方は、はらはらとその時間を過ごすことになります。

参加を拒否して式の開始が遅れたら、お子さんに対してイライラが募り出すかもしれません。

そういったことを少しでも回避できるかもしれないのです。

リハーサルに参加すると、その子の様子がわかるので、

・式に出れない場合は、こうしましょう

・立ち歩き出したら一度退席しましょう

など、相談できます。先生方に知ってもらえるので、気をつけてもらえたり、柔軟に対応できるのです。

しかし、お家の方と相談していなければ、勝手に連れ出すことは難しく、式中、体育館にいることになります。

 

心配を抱えて迎えるよりも、少しでも不安解消になりますし、お家の方が、先生方と顔見知りになっておくと、今後も何かと話が通じやすいでしょう。

正直、お家の方も、きちんと意識されているなという印象を受けます。

 

ちなみですが、今までリハーサルに来たお子さんは、式にしっかり参加できていました。

もちろん、個人によりますので、

リハーサルに参加🟰式でばっちり

ではありません。

しかし、お家の方が一人で抱え込まなくてよいということです。

 

今からでも間に合う?

参加をお断りしていた、もしくは、そのようなリハーサルを知らなかったという方、

今からでも、学校に相談してみましょう。

発達課題で園から上がってきている場合は、受け入れはスムーズかと思います。

発達的な課題について、今までどこにも相談したことがない場合は、まず、お家の方が気になっていることを相談しましょう。

園からは、全員のお子さんの引き継ぎがされていますので、少しの状況は学校側も知っていることでしょう。

ですので、電話をして、

・簡潔に気になること

・リハーサルを受けたいこと

を説明し、学校の返答を待ちましょう。

電話で完結するかもしれませんし、訪問して詳細に聞いてもらうかもしれません。

学校側も必要だと判断すれば、受け入れてくれることでしょう。

 

やみくもに、ただただ入学前の心配で連絡するのは控えましょう。

お子さんよりも、心配症の保護者のためにリハーサル参加を受け入れられる可能性もあります😅

 

参加対象かわからない

見分けがつかないと思われる方もおられるかと思います。

それは、自分のお子さんだけを見ているので、比べることができないため仕方ありません。

大事なポイントとして、

・あれ?ひょっもして?ということを感じたことがある

・何となく育てにくさを感じている

まさに、お家の方の勘ですよね。

不安で、、、心配で、、、

ではなく、上記のようなことを感じた時に、

・そんなことはない

・ただ、時間がかかるだけ

・もう少ししたら

・早生まれだから

など、何とか理由を探している場合です。

この場合は、冷静になり、一度相談してみるとよいでしょう。

 

一人で抱え込まずに、学校に相談する

その一つが入学前リハーサルです☺️

何人も参加されてますよ!

30人で5人ほどの参加の時もあるくらいです。

それほど、学校の体制、世間の認知度、保護者の方の意識が変わってきたということですね、😊