学年末は、学年のまとめの時期でもあり、進級や入学につなげる時期でもあります。
通級指導教室を勧められた、もしくは検討されている方も多い時期ではないかと思います。
前回は、特別支援学級との違いをざっくりとお伝えしました。
そして、今回は、結局どうなの?いいの?ということをお伝えしていきます。
ずばり、申し上げますと、“いい”
それに尽きるかと思います。
まず、お家の方の不安がいくつかあるのかと思います。
その中で、特に大きいと思われる2点に絞っていきます。
①みんなから何か言われないか
②授業は遅れないか
少し長くなりますので、今回は①についてです。
①みんなから何か言われないか
ためらう理由として、これがほとんどを占めるのではないでしょうか。
地域にもよるかと思いますが、通級指導教室はどこも大盛況です。
つまり、人気で入りたくても入りにくい状況か起こっているのです。ですので、どうにか数を増やせないかとしているところです。
これは、お家の方や世間、特にお家の方の意識が大きく変わってきたことにあります。
世間で、発達課題に対する認識が広がると同時に、お家の方もどのような支援を子どもにしてあげることができるのかを勉強されるようになってきています。
そして、どのような支援を受けることができるのか、活用しようとしておられます。
ですので、通級指導教室に限らず、支援学級も数が増えています。
むしろ、昔が少なかったのかもしれません。
随分と我慢しながら、息苦しい中で学校生活を送ってきた子どもたちが大勢いたということですよね。
今は、発達課題に限らず、その子にあった教育が重視されてきていますよね。
したがって、昔のイメージとは違う感じです。
特に小さい時から、通級指導教室に1時間行く友達を、いってらっしゃい👋と見送り、戻ってきたら、お帰りー😀というのが当たり前になっています。
しかも、4、5人ほどクラスにいることも。
もちろん、何もら言われないかと言われれば、それはないとは言えません。
先生も、通級については入学後や進級したての時など機会があると、わかりやすく説明してくれるでしょう。
しかし、通級指導教室に限らず、何でも、少し違うことがあると言われることってありますよね。
他人に振り回されるよりも、自分は勉強しに行ってる、何が悪いのかと、自信を持てるようにさせてあげたいものですよね。
そして、そのようなことがあれば、それはもちろん先生にも相談したらよいです。
また、高学年になるにつれ、プライドも出てきますので、早めに本人が通級のよさを知っておくことが大切かと思います。
通級に行っているから周囲に知られて馬鹿にされるというお考えは、高学年では通用しません。
どの学年でも、だいたい子ども同士でどれくらいできるかはわかります。あくまでも、だいだいですが。
ですので、そのようなことを気にしていても、馬鹿にされる時は馬鹿にされるということです。
冷たい、きつい言い方に聞こえますね。
つまり、何が言いたいかと言うと、そのようなことで見下すクラスや友達関係であれば、それはそっちの方が問題であるのです。隠そうとしたところで何の解決にもならないということです。
周囲を気にするより、長い目で見たお子さんの成長を第一に考えてあげましょう。