ぴかぴかの1年生 先生の視点から

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の1年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

置き勉できない?! ランドセルが重いならリュックに

ランでセル商戦も風物詩となり、最近では話題になることも少なくなってきました。

カラーも、男子は黒・青、女子は赤というくくりも減り、

お洒落カラーが随分と主流ですね。

パープルや水色も女子に人気ですが、

ブラウンやブラックなどのシックな色も人気です。

お家の方の影響もありそうですね。

 

ランドセルは、お家の方の思いや、何なら、おじいちゃん・おばあちゃんの思いが込められていそうですので、言いにくいですが、、、

「重い」というなら、リュックサックの検討をしてみては?

「置き勉ができないのか」ということが主張されるようになり、

学校でも置き勉対応が話し合われています。

置き勉をさせたくない理由

例えば、次のようなことが考えられます。

・家で学習するときに使う(使ってほしい、家の人にも開いて見てほしい)

タブレットにデジタル教科書が入っていれば問題ないが、入っていない学校も多 い。(タブレットも重い)

→教科で決める。

国語:音読の宿題で必要。

算数:宿題をする時にあった方がよい。

図工:材料を用意するのに参考とする。

・管理が難しい(「ない」となった時に家にあるのかどうかはっきりさせられない)

・保管場所がない

→個人で保管する。

しっかり管理できるためのロッカーの大きさでない。

→集めて管理する。

置く場所が狭い。また、都度配布と回収の時間が必要。

 

持ち帰り教科であっても絶対ではないため、最終は個人の責任となります。

低学年では、管理が難しく、特に1年生ではしっかりしていないと、みんなと同じでないとわからなくなってしまう子がでてくる可能性が考えられます。

 

重いのは教科書だけではない

低学年では、教科数が少ないです。

中学年から教科数が増え、資料集なども増えます。

低学年の重たいものとして、教科書以外が大きいですよね。

一番は鍵盤ハーモニカですね。

手に持つしかないので、小さい低学年にとっては、結構な荷物となります。

ですので、持って来たり持って帰ったりする時には

・月曜日、金曜日にならないようにする(荷物が多くなりやすいので)

・雨の日は持ち帰らないようにする

など、考えたりはします。

他には、水筒がありますね。

これは、量と重さとのせめぎ合いですね。

便利なお勧めの箱型筆箱で、ちり積になるなと思う重量を感じるものもあります。

シンプルな軽量型もあるんですがね・・・

 

重いと思うならリュックがお勧め

ランドセルでなく、ランリュックの学校があります。

リュックサックです。

ランリュックは

・軽い。

・値段が安い

・指定であれば、みんな同じで格差が反映されない

・サイズ展開がある

サイズが大小あり、低学年では小サイズ、中学から大サイズにするなど、

体格に合わせて変えられる。

ランドセルに比べ価格が抑えられるため、買い替えもしやすい。

・たくさん入る

体操服袋や、給食袋、水筒なども入る。

・扱いやすい

濡れても、何かが擦れても気にならない。

柔らかいので狭いところでも開け閉めしやすい。

・肩紐の硬さがない

ねじれると食い込むが、肩紐ベルトを付けると柔らかくなる。

暑さや重みのかかり方はランドセルより負担は少ない。

・蒸れにくい

夏は汗でべちょべちょですが、ランドセルよりましです。

 

軽くて両手もふさがりにくいので、ランドセルより楽です。

入学式の翌日、下校でランドセルの暑さと、肩への負担で泣いてしまった子が、

翌日ランリュックに変えて登校してきました。

お家の方の即決は、お見事です。

ご機嫌で下校できました。随分と違ったようです。

 

学校では、ランリュックがないところもあるかと思います。

しかし、今はリュックが推され、リュック商戦も始まっています。

モンベルなどから、ランドセル型のリュックも出ています。

これから暑くなると、ますますランドセルが苦痛になる子が出てくるでしょう。

置き勉に目が行きがちで、「今はタブレットだ!」と言われたりもしますが、

タブレットって重かったりするんです。

重さで困っているなら、ランドセルを見直すということをしてみるとよいですね。

せっかくのランドセル、もったいないかと思いますが、

特に、低学年であれば、今後5,6年間のことになりますからね。

早めに切り替えるのも一つです。