子どもが教室から出てしまいうという連絡があった場合、お家の方はどう対応したらよいのでしょうか。
学校でのことですので、何ができるかわからないですよね。
お家の方ができる対応を3つご紹介します。
1 じっくり子どもと話す
なぜ、教室に入らないのか、じっくりと話をしましょう。
すぐに出た返答が、本質とは限りません。
その奥に隠れている心に耳を傾ける必要があります。
・勉強がつまらない
→言っていることがわからない、苦痛と感じる
→じっとしていられない、衝動性が抑えられない
・先生が〇〇、友達が〜をしてきた
→勉強についていけていない、認めたくない
→感情を抑えられない
具体的に一つ上げたとしても、それは、その時の感情や言い訳のようなもので、根本的なものではないです。
なぜなら、他の子たちは、何かあったからと言って、教室を出るということはしないからです。
子どもと話しても、よくわからないということがほとんどかと思います。
それはそうですよね。
なかなか自分のその時の感情や状況を話すことは難しいです。
2 じっくり担任の先生と話す
教室から出てしまうということは、お子さんが何かしらの困難さを抱えているということです。
つまり、困っているということです。
ですので、対処療法的(飛び出さなければシールなど)に対応したとしても、根本をなんとかしてあげないと、どこかで歪みが出て来てしまうかもしれません。
そして、その時には、積もり積もった長年の辛さから、どのように出てきてしまうかわかりません。
・不登校
・暴れる
・引きこもり
自己肯定感が下がっている状態です。
一時的なものであり次第に落ち着いてくるのか、そこを見極めてあげるためにも、先生と会って話をした方がよいでしょう。
例え、成長して飛び出しという行動は見られなくなったとしても、根本の課題の対応策をとられてなかったならば、本人の生きづらさは年々増えてきてしまいます。
発達検査なども踏まえて考えてあげることが必要かもしれません。
まだ、1年生であれば、先生も様子を見て、、と思っているかもしれません。
学校からの発達検査などの提案は、きっちりとした説明ができない状態では難しいからです。
しかし、このようなことは早いにこしたことはありません。
ですので、お家の方からそういったことを先生に相談すれば、それなら!と、話がとんとん拍子で進むかもしれません。
3 発達検査を受ける
発達検査を学校で受けても、お医者さんが検査をするわけではないので、診断名は付きません。
何が苦手か、得意かがわかるのです。
・処理能力
・短期記憶
・視覚的な力
・聴覚的な力
・社会性
・言語
・空間認知
などです。
特に、何もなければ、一時的なものとして捉えて、叱咤激励で席につくように話をすればよいです。
何が困難にさせているのか、
子どもの言葉では伝わらなかったことを理解してあげられるかもしれません。
そのような場合は、手立ての仕方を先生と相談することごできます。
いずれにしても、一歩前進なのです。
先生から立ち歩きを指摘されたらなら、気負わずに相談して、次の一手がうてるようにしましょう。
早ければ早いほど、お子さんの大事な時間を無駄にせずにすみます。