ぴかぴかの一年生 小学校編

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の一年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

成績表をもらって 子どもへの対応どうする?

修了式、一年終わったんだ!というのも束の間、

成績表を見て、一喜一憂ではないでしょうか。

でも、大人が一喜一憂している場合ではありません。なぜなら、それは、一つの結果にしか過ぎないからです。

長い目で見たら、ほんの一部分なわけなのです。

とは言うものの、積み重ねでもあります。

ですので、フィードバックしてあげることが、今後につながりますね。

対応は、場合によりけりです。

そして、部分で見ていくのが大切ですね。

分かりやすくは、教科別です。

ですので、国語はこの対応、算数は、、、と、一つずつ見ていくということです。

では、順に見ていきましょう。

今回は、

1 よかった場合

2 真ん中の場合

についてです。

 

1 よかった場合

このよかったというのは、

平均より上(5段階の場合4  5、3段階の場合3)

です。

 

よかった場合は、大いにほめてあげるとよいでしょう。

なぜなら、よかったということは、お子さんの頑張りがあったわけでしょうから、そのことを認めてあげるのは、次の励ましにもなりますね。

具体的にほめてあげましょう。

あまり、家庭学者している様子がないにしても、

・授業で集中している

・宿題などの課題を忘れない

・直しをすぐにらする

など、基本的なことが身についていることがあります。

そういった、本人は気づいていない日頃の行動を気づかせてあげる機会にするとよいですね。

 

2 真ん中の場合

5段階で3、3段階で2ということです。

ここは、見極めが大切でもあります。

なぜなら、この層は、幅があるからです。

本当の真ん中なら十分なのです。

よい場合と同じでほめてあげるレベルです。

そして、あと少しで上の評価というおしい場合もあります。それも、もちろん同様です。

しかし、問題なのは、ぎりぎりの場合です。

これは、学年が変わると、下がるかもしれませんん。何より問題なのは、やり残しがある可能性があることです。

では、ぎりぎりかどうかの見分け方はどうすればよいのかです。

①先生の今までのお話

個人懇談会があれば、今までに声かけがあったかと思います。

例えば

・ぎりぎりである

・少しわかっていないようだ

・家でも復習しておくように

・理解するのに時間がかかる

などです。

 

②テストの結果

これは分かりやすいですね。

テストの内容にもよりますが!大概市販のテストであれば、

100点であれば、80点

50点であれば40点

以上が目安ですね。

ただし、結果が悪かったテストだけ見せないパターンもありますのでお気をつけください⚠️

たまに、テスト悪くないのに、、、という方で、よいテストしか知らなかったということがあります😅

 

③宿題などの課題の理解度

分からずに聞くことはよいことです。

それで、あー!となれば大丈夫です。

授業で聞いた時にわかったつもりでも、忘れてしまうことはあります。

また、授業ではっきりしなかったとしても、個別に教えてもらうと理解できることもあります、

しかし、教えたとしても、ぴんとこなかったり、理解できていなかったところが部分的にあるかもしれません。

 

テストは1枚ではないので、他でカバーして真ん中の評価になっているけど、部分的に苦手なところが残っていることがあり得ます。

体育や理科、社会などでは、内容が変われば巻き返せるチャンスが大いに出てきます。ですので、慌てることはありません。

春休みは、できていなところをこつこつ練習練習しておくチャンスでもありますね。

 

しかし、算数や国語の積み重ねになると、部分的に残ることで、後々まで引きずることになります。

ですので、ここは早めに対処してあげたいですね。

ですので、真ん中の評価は見極めが大事です。

・普通なら十分

・やり残しなら補充

ということです。

 

では、どのように対処するかです。

算数の場合

①現状把握し、つまづきを見つける

春休みの宿題がある場合はそれでよいです。

なければ、教科書の最後に1年間のまとめの練習問題が付いてあれば、それを解くとよいです。

上下でそれぞれに付いているかもしれません。その場合は、量が多いので、計算問題などは、奇数問題としてもよいでしょう。

何なく解けていたら、合格ですね。

つまづきを先生から教えてもらっている場合など、わかっている時には、ここはとばしたらよいです。

つまづきがあれば、②です。

 

②教科書を読む

教科書は、よくできています。

一緒に、読み直してみましょう。

その時、気をつけることは、

“全て読む”

ことです。

全ページということではありません。

・つまづいているところに関するページを

・一言一言読み飛ばさずに

ということです。

具体的には、

・下の教科書だけでなく、関連があれば上の教科書も

・まとめだけでなく、例えば、吹き出しのような言葉まで

読み飛ばさずに、声に出して読んでいきましょう。

まとめだけ見ても、意味がわからなければ意味がないですからね。

 

③教科書の問題を解く

なぜ、教科書か。

それは、お金がかからないからです😆

活用しないともったいないです。

そして、何と言っても、網羅されてよくできています。

全部の問題を解くのは大変かと思います。

ですので、

奇数の番号だけ解く

というのもよいです。

もしくは、初めのページなどに載っている

手引きをご覧ください。

例えば、

“番号に色が付いているものは新しい問題”

など、全部しなくても網羅できるようにしてある場合があります。

その部分をすれば、量が減ります。

そして、ひっかかっているところを見つけて、重点的にしていけばよいです。

 

これらの順で進めていくのは、お子さん一人では難しいかと思います。

一緒にするには時間がかかるかと思います。

しかし、この時間が後々の多大なる時間に変わると考えたらどうでしょうか。

大事な時間です。

そして、もう勘づいておれる方もおられるかと思いますが、学年が上がるにつれて難しくなります。

積み残しが増えるからというだけでなく、一緒に教科書をお家の方と読んで、、、というのを、嫌がりそうですよね。

中学年くらいまでなら、かろうじてしてくれそうですね。

ですので、小さい時期から、教科書で見直す方法を学び、その習慣を身につけさせてあげたいです。

高学年の場合は、どのページをするかを一緒に考え、教科書を見ながら自分で問題を解くという方法もよいかと思います。

そして、分からないところは聞くという繰り返しですね。

 

国語の場合

これは、お子さんによっては、内容がはっきりしているかもしれません。

・言語 (漢字など)

漢字ドリルを使って復習します。

今までの学年もうろ覚えかもしれません。

少しずつ遡って、確認してみるとよいですね。

また、言語は漢字だけでなく案外幅広いです。

低学年では、普段から言葉遊びを楽しんだり、

中学年では、四字熟語などの漫画本を読んでみたりと、自然と興味を持てるようにしてあげるのがよいですね。

高学年では、中学年での学習から派生ますので、中学年からの復習が必要かもしれません。

例えば、中学年では、主語や述語、修飾語などを習い始めます。そこからつまづいている可能性もあります。結構難しいんですよね。ですので、薄いドリルをやってみるのもよいでしょう。

 

・読み取り

これは、一筋縄にはいきません。

低学年は、問題に慣れていない場合があるので、薄いドリルで練習するとよいですね。

・問われていることを理解していない

・内容を理解していない

など、傾向がわかると思います。

中学年からは、説明文か物語文か、苦手なタイプが出てきているかもしれません。

中学年から高学年になるにつれて、文の構造などの内容に入っていくので、読んでいるだけでは難しいです。

やはり、ドリルで練習するのがよいですね。

読書がやっぱりいいんですかね?

と、尋ねられますが、読書自体はよいですが、それだけでは、なかなか結果に結びつかないことが多いです。

(もちろん、読書のよさはそれだけではないのでお勧めです!)

 

・話す、聞く

これは、案外軽視されがちですが、国語の力としては大事な一つの項目です。

お家では、練習というよりも、普段からのやりとりなら中で鍛えららら部分もあります。特には、

・“うん”、“ううん”になる質問を控える

・先回りして話さない

です。シンプルですが、意識しないと難しいことですね。

 

ざっとではありますが、何かのヒントになれなと思います。

そして、全部やらないといけないのか!と、思わないでください。

・今、最もやっておいた方がいいこと

(課題が明確なこと、これだけは困るだろうということなど)

・2週間ほどでできそうなこと

(結果が出そう、終えれそうなど)

このバランスを踏まえて、取捨選択していってください。

春休みは短いですし、あれもこれもとできないかと思います。

やったことが、自信につながったり、少しでも来年度につながるようにということを目的に進めていきましょう😊