給食時間の子どもたちは、お茶碗を持たない、足を出す、肘をつくなど、食事のマナーの身に付き方が、個々によって差があります。
その中の一つに、お箸の持ち方があります。
これは、先述のマナーよりも教えにくい内容かと思います。
鉛筆の持ち方と同じで癖がでやすく、楽な持ち方になりがちです。
そして、なんといっても、どうやって理解してもらうか。
ここが難しいですよね。
そこで、矯正箸が大活躍です。
おすすめの矯正箸の特徴
2種類の矯正箸がセットになっているものがお薦めです。
一つ目は、
・指を入れるとろこ、置くところが箸に付いてあり、強制的に持ち方を正してくれる
・箸箱に入らない
二つ目は、
・見た目は一般的な箸
・指をおくとろこや、あてるところが凹んでいるなど、アシストされる
2種類の矯正箸の使い分け
①完全に身に付くまで、長期間一つ目の箸を毎回使う。
箸箱問題をどうクリアするかですね。ジッパーなどの袋に入れるのも一つでしょうか。
給食で使うのを嫌がるのなら、お家のご飯の時だけでもよいでしょう。
家にいる時には徹底的に使いましょう。
②これで大丈夫!となれば、2種類目の箸を使う。
1種類目は、強制的に持たされる状態ですので自分の意識なしで正しい持ち方ができます。
しかし、独自の持ち方の癖が強かったほど、矯正箸をやめたとたん、楽な自分の持ち方に戻ってしまいます。毎回誰かに注意してもらって、あっ!と気づいたり、かなり自分の意識が高くなかったりしないと、知らず知らずの内に戻ってしまうでしょう。
ですので、強制的箸から、意識できる箸へ移行させるのです。
大人にも有効
子どもだけでなく、大人にも効果抜群です。
お家の方で自信がない程度の方は、2種類目の箸の利用でよいでしょう。
しっかり直したい方は、お子さんと一緒に1種類目から使い始めるとよいでしょう。
箸の持ち方が悪くても、誰にも迷惑はかけません。
しかし、大人になってから、持ち方が奇麗でなく自信を持って会食などできないなど、感じることが出てくるかもしれません。
このようなマナーや習慣は、小さいうちにしっかりと身に付けておくことは、今後を考えるとありがたい躾となることでしょう。
今、身に付いたことが、一生役立つわけですからね。