ぴかぴかの一年生 小学校編

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の一年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

就学相談を受けたあと

就学相談を受けているにも関わらず、その先に進まれない方がおられます。

最近では、発達課題やその支援などについての情報も多く、意識が高く、前向きな方も多い印象です。

しかし、年によってまちまちな感じがします。

それは、特別支援級入級人数や、入学式リハーサルへの参加率でだいたいその年の様子がわかります。

年によって違いが出る理由はわかりません。

周りに支援を求めて活用されている方がいると、情報が入りやすくなったり、敷居が低くなっていくのか。

学校でも、特別支援級や通級に通っている子がいたり多いと、子どもたち自身の意識もやはり違いますね。それが、通常となり、なんなら、自分も通いたいとなってくることもあります。

 

当然の話になりますが、就学相談を受けているにも関わらず行動に移せず入学した子がその先、なかなか進まないことが多いのは、意識がある方はすぐに行動されているからです。

早い段階でなんとかしたい

と考え、

早い段階で手立てをうった方がよい

とわかっているからです。

 

逆に、行動に移せない方は、お家の方の感情が立ちはだかっています。

この感情を変えるのがすぐにはいかないからです。

たまに、お家の方自身が進めていく力が弱い場合もあります。

この、感情面が変わるのは一体いつか。

こちらは、アプローチをかけ続けますが、それは、大概、子どもが何かしらのアクションを起こしだし、お家の方がどうにもこうにもいかなくなったという場合が多いです。

トラブルが多いなどでは、動かないですね。

相手のせいにでき、逃げができるからです。

・宿題時間に暴れる

不登校

こういったところでしょうか。

 

また、様子を見てからという方もおられます。

しかし、様子を見なくても発達検査をして何かしらかかった場合は、様子を見なくても、すぐに支援をお願いした方がよいです。

なぜなら、いざ支援を受けようとしても、学校で会議にかけたり、時間調整をしたり、すぐに通うことができないからです。

そして、就学相談に上がっている場合、

学校では大丈夫!

と、劇的に変化することは少ないです。

心配しながら様子を見ている時間がもったいないです。

「先生にはご迷惑をおかけしますが、、、様子を見ます。」

と、恐縮される方もおられますが、迷惑をかけている相手は、教師ではなく、子どもです。

子どもが困り、スムーズにできずに、必死で頑張っているのです。

 

そして、その困りが爆発した結果が、先ほど上げた、爆発や不登校ですね。

 

今回は、やや強めの言い方になっているかと思います。

しかし、それだけ、毎日長い時間見ていると、子どもが可哀想なのです。お家の方のプライドか、偏見か、わかりません。

でも、その被害を受けているのは子どもなのです。

・授業時間 5時間、6時間 苦痛な時間を過ごしている

もし、自分が〇〇語などの全くわからない講演会に6時間、毎日座って聞けと言われたらどうですか?

そして、周りはうなずいたり、笑ったり、意見しています。

どうでしょうか?

・頑張って授業を受けているのに、成績表に1や▲ばかり

初めてもらう時に泣く子もいます。それが、学年が上がると泣きません。もう、諦めているのでしょう。自分はできないのだと。

・友達となぜだかいつもトブルになってしまう。そして、自分だけがいつも怒られる。なぜか、わからない。

・すぐに、かっとなってしまう。あとから、何て自分はダメなやつだと落ち込む。友達も自分のことを怖がっている、嫌っている。

どうでしょうか?

これでは、日が経つにつれ、よくなるどころか、自己肯定感が下がるばかりです。

 

さらには、子どもへの理解度が、夫婦間でも異なります。それが、また余計に適切な支援のストップにもつながるのです。

お母さんが進めていきたいと思っていても、お父さんが反対しているというケースがあります。

これは、いつも側で、宿題を見たり、トラブルを聞いたり、様子を見ているからです。

子どもの困難さを肌で感じているからです。

しかし、あまり関わりが日常的にないと、

根性がない

頑張りが足りない

と逃げてしまいます。

「自分も小学生の時そうだった」

「自分も小学校の時は苦手だった」

「でも、今はこうして働いている」

これは、結構決まり文句ですね。

しかし、逆に、

「自分も子どもの頃に、友達関係で苦労した。

だから、この子には、、、」

ということもあります。自分が苦労したからこそ共感してあげられるのですよね。

 

お母さんが、お父さんを説得し、ようやく入級に進めていけることになったとしても、大きな壁が立ちはだかります。ラスボスは、お父さんのお母さんです。義母に当たります。

特にそういった時代だったのでしょうね。

 

通級指導教室は、特別支援級とは違い比較的敷居が低く、お家の方も決断されやすいです。しかし、支援級になると、ぐんとハードルが上がります。

入級対象の方が、通級も拒否するのは、そこにいくと、入級へと勧められるのではないかと考えておられるかもしれません。

 

いずれにせよ、支援を受けるか受けないかは、お家の方の権限になります。しかし、その支援の権利は子どものものであるのです。

とは言っても、色々と不安があるかと思います。

見て見ぬふり、逃げていると一言で言えるものではない葛藤を抱えておられる方も大勢おられるでしょう。

しかし、あえて強く言わせていただいたのは、ただ一つ、可哀想、そして、子どもには将来が待っているのです。

今の支援が、将来につながっているのです。

そう考えると、今の葛藤より、大切にすべきことは何か、いまいちど考えてみてほしいです。

ぜひ、先生に相談に向かってほしいです。

不安や心配を聞いてもらったらいいです。

何かしらのアクションを起こせるのは、他でもないお家の方です😊