1年生は折り紙で折ったり、切ったりして、遊ぶ機会が多いです。
しかし、
・どの向きにするのか
・どこを合わせるのか
がわからずに混乱している子もいます。
前で見本を示すだけでは理解できず、隣で一緒にしなければできないのです。
折り紙だけでなく、折ったり、切ったりすることは多々あります。
では、なぜできないのでしょう。色々な要因があるかとは思いますが、主に感じるのは以下の2点です。
1 慣れていない
これが大きいかと思います。
・どの方向に向けると、どんな形になるのか
・1回折るとどんな形になるのか、それを横に向けるとどのようになるのか
・角を合わせるとどんな形になるのか
こういった経験が乏しいと、前で見せられても、自分の折り紙との距離があり、どう動かしたらよいか混乱してしまうのです。目線の移動中にわけがわからなくなるのでしょうね。
2 平面・立体・空間認知力が弱い
「90度動かした」とは思わなくても、「一つまわしたらこうなる」と想像したことを手で実行させます。
見た状態をそのまま再現しようと、目で追いながら手を動かしてしまい、わけがわからなくなっている子もいます。
見る力が弱く、また、形を想像する力が弱いのかなとも感じます。
想像できないというのは、慣れも関係しているかもしれませんね。
最近の図工では、「これをつくる」という決まったことをしません。みんなの創意工夫が活きる内容です。
しかし、前で示した通りにできるという力は、やはり色々な場面で必要になります。
折り紙を好き好きに折ったり切ったりするのも楽しいですが、たまにはお家で「これを折ろう」と決めて挑戦してみてください😄