先生の小学校1年生相談所

遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

ランドセル商戦にランリュック mont-bellも

夏休みになり、年長さんがおられる親族の方々は、本格的にランドセル選びが始まっているのではないでしょうか。

どのお店も独自のアピールポイントを売り出し、迷うことかと思います。一昔前とは違い、機能もカラーも多種多様です。

そんな中、少し地味に見えますが、子どもにとっては、とっても優しい、そして、お財布にもとっても優しいかばんを紹介します。

それは、ずばり、ランリュックです。ケンミンショーでも紹介されていましたが、これを前からお勧めしておりました。

「1年生になればランドセル」

そう思ってやまなかった方々が大半かと思います。そんな方々にとっては、検索してみると、「これか、、、」となるかもしれません。

しかし、ランリュックを強く推す理由があるのです。

ランリュックをお勧めする理由

1 軽い

何と言ってもこれです。

「荷物が多い」「教科書を置いて帰ったらだめなのか」などなど、一時期置き勉が話題になりました。しかし、それよりも、なぜランドセルを見直してリュックに変えないのかと不思議でした。

とにかく軽いです。

入学後の1日目で、肩紐が痛く、重く、そして、暑く、泣いて帰った子が、翌日、ランリュックに変えて、嬉しそうに下校していました。

お家の方の決断と実行力に天晴れでしす。

2 物が入りやすい

素材が柔らかいため、形が変えられやすいのです。従って、お弁当や水筒、体操服袋なども入ります。蓋をぱんぱんにしながら留められます。

ですから、遠足でも使うことができるのです。

極力背負いたいものです。なぜなら、ただでさえ、傘や鍵盤ハーモニカなど入らないものを持たなければならない日があります。また、こけた時のことを考えても、できる限り両手をあけておきたいです。

子どもたちも、できるだけ手では持ちたくないので、リュックに詰め込み、押し込みます。

大きな水筒も入れてます。(パッキンが忘れられていて中でこぼれるという大惨事もよくありますが😅)

3 蒸れにくい

夏は背中や肩の部分は汗がびしょびしょにはなります。しかし、素材がランドセルと異なりますので、蒸れ度が異なります。熱中症が気になるこの時代において、蒸れの軽減は大きいかと思います。

様々なメーカーからランリュックが出されてきているので、今後、素材の開発にも期待ですね。

4 扱いやすい

ランリュックは生地がふにゃふにゃとしているため、扱いやすいのです。

開け閉めをする時に、蓋が曲げられるからです。ランドセルの蓋は、そのままの形状です。しかし、ランリュックは蓋が曲げられるので狭いところや、座っていても開け閉めが容易なのです。

体の小さな1年生にとって、大きな蓋を開け閉めするのは大変なのです。

椅子にかばんを立てかけて蓋を開けると、ランドセルだとそのままの大きさでびろーんと開けないといけません。しかし、ランリュックだと、曲げて(子どもは曲げているつもりはない)開けることができます。また、ランドセルはかたいので、あけた蓋もそのままになってしまいます。ランリュックだと、後ろに折り曲げて、中の荷物を出し入れできるのです。

5 安い

ランドセルも最近は安くなってきているかと思います。とは言っても、あれこれとランドセル商戦の中では、高いものも目についてしまいます。

しかし、ランリュックはそこまで高いものもないでしょうし、はっきり言って、差がそこまで出るわけではないですから、お求めやすいお値段で、よいものが買えるかと思います。

もちろん、メーカーさんにもよるでしょうし、上を見たらきりがないかもひれませんが、そこまで値段が吊り上がっている印象はありません。今後、ランリュック商戦が始まればわかりませんが、生地も、クオリティも、今のものでも十分でしょうから、気にしなくてよいでしょう。

そして、安いことのメリットとして、買い替えがしやすいということです。

つまり、高学年(4年生)になるタイミングで、ワンサイズ大きいランリュックにするということも検討できるのです。

ランリュックは大きさ展開しているものがあります。高学年になると、体も大きくなります。そして、荷物も増えます。ですので、この時期に買い替えるというのもよいかと思います。

サイズ展開や種類があることに加え、安いということで、こういったことも考える余地が出てくるのです。

 

現在、mont-bellさんなどのメーカーも、ランリュックを出してきています。

「入学したらランドセル」という考えから、これからは、もっともっと「使いやすいかばんを持つ」というようになればと思います。

超絶便利なランリュックのご紹介でした!