ぴかぴかの1年生 先生の視点から

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の1年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

給食が始まりました 好き嫌いが多いけど

小学校で何が楽しみかという問いの中に、「給食」は、いつも上位です。

小学生→給食とうイメージでの憧れでしょう。

しかし、一定数、好き嫌いが多いため心配にしている子やお家の方もいます。

今では、給食時間後に残って食べるということはほぼないでしょう。

特に、コロナ以降、給食終了ぴったりで残すという学校もあります。

その場合は、食べられるけど食べるのが遅いという子は残さざるを得なくなります。

食べるのが苦手な子は、少し気が楽になるかもしれません。

とは言うものの、毎日のことです。

それが憂鬱で学校に行きたくないという子も、今ではまれですがやはりいます。

他の子が食べきっている中、自分は食べられないという思いを持ってしまうからでしょうか。

苦手なものを避けて配膳してもらうことはあまりないでしょうから、給食を目の前に、じっと見つめている子もいます。残せるとわかっていても、目の前にあると、自分のものになってしまうからでしょうか。

 

苦手なものがあるのは当たり前です。

給食を楽しみにしている子や、早く食べ終わる子も、苦手なものがらないわけではありません。

早く食べ終えた子たちに聞いたところ、ほとんどの子は、やはり苦手なものはありました。それを聞いて、給食を苦手とする子たちは、意外な顔をしていました。

そうですよね。

給食をもりもり食べている🟰好き嫌いがない

と思います。

しかし、そうではなく、苦手なものがあっても挑戦する、食べきるという習慣が身についているかどうかの違いなのですね。

食に対する向き合い方でしょうか。

 

毎日の給食を憂鬱に思っていると、それだけで、毎日の学校が億劫にな要因となってしまいます。

ですので、少しでも挑戦する、食に対して前向きになるようにしてあげたいものですよね。

発達的に課題があり、好き嫌いが激しい子がいました。

お家の方は、お子さんのことをよく理解して、適切な支援を、その時々で行っていました。本を読んだり、その講演会に行って学んでおられました。

食に対してもそうでした。

その時には、おかわりするくらいもりもり食べていたので、偏食があったとは到底思えないほどでした。

どのように克服したか教えていただきました。

まさに、毎日し続けることは容易ではないないことでした。しかし、それを継続したのです。

根気ですよね。そして、その根底には、お子さんを思う気持ちでしょう。

克服できるのですね。

 

そこまで克服できないにしても、何かしらのアプローチで少しは変われることを、そのお家の方を見て感じます。

もちろん、皆同じではないのですがね。

 

少しずつでもよいでしょう。

お子さんが、給食を億劫に思い、そのせいで学校が楽しくなくなっちゃうくらいなら、何かしらの手立てを考えてあげてはどうでしょうか。