ぴかぴかの一年生 小学校編

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の一年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

嫌なことはない? 子どもへの禁句

学校のことが知りたくて、困っていることがないか知りたくて、

楽しかったことは?

嫌だったことはない?

と、あれこれ聞きたくなる気持ちがあるかと思います。

嫌だったことはない?

と聞かれると、

えーと、嫌だったことは、、、

と、何か答えるために探してしまいます。

そして、忘れていたような、大して嫌でもなかったことを、とりあえず見繕って答えてしまいます。

すると、お家の方が、根掘り葉掘り聞いてくるので、それに適当に答えるしかなくなってきます。

 

と、ここまでは、想像しやすいでしょう。

だからこそ、

楽しかったことは?

と聞くという方もおられるかと思います。

しかし、楽しかったことを聞かれても、

子どもは、

うーんと、、、

となります。

なぜなら、今を生きているからです。

歳をとるにつれ、先のことや過去のことを考えだすでしょう。

小さい子は、前、楽しかったこともなかったのごとく、今に夢中です。前のことなんて、知らないーという感じですね。

今、これしてるんだから、ほっといてくれという感じの時もありますね。

うーんと、、、

と言われると、楽しくなかったのかなと心配になる方もおられます。

そして、子どもはその様子を見て、楽しいことがないのはだめだと思ってしまうのですよね。

友達できた?

も同じです。

友達ができないとだめだと思ってしまいます。プレッシャーです。

休み時間何してた?

も同じです。

絵を描いていた

読書していた

と答えると、

一人で?!

と聞いてしまったり、そういった表情をしたり。

友達がいないのかと心配になり、親の不安な様子が伝わります。

休み時間に一人で過ごすことが悪いと感じてしまいます。

しかし、大人もそうですが、毎日毎日、誰かに聞いてほしいほどの楽しいことは、そうそうないのではないでしょうか。

 

もちろん、すごく楽しかったことはしっかりと刻まれています。

そんな時は、自分から言ってくれるかもしれません。それを、根気よく待つのも、大人の仕事ですね☺️

友達ができているかの心配は大きいですよね。

これは、個人差があります。

根掘り葉掘り聞くよりも、お子さんの特徴を適切に把握してあげることが大切です。

今、友達がつくりにくくても、たくさんいなくても、大きくなって、気の合う友達が1人でもつくれるとよいですよね。

しかし、人間関係づくりが特性として苦手な様子を感じるなら、支援が必要かもしれません。

ですので、その点は先生に相談して、適切な支援を小さい時期から受けることが今後のことを考えても重要です。

 

いずれにしても、根掘り葉掘りよりも、様子を観察する、お子さんの特性を適切に、そして客観的に理解しようとする方が重要に感じます。

 

聞くよりも、ずっと難しいことですよね。