以前に身につけておくべき基本的なことを、レベル別でお伝えしました。
今回は、最も重要なことです。
それは、ずばり
“伝える力”
ということです。新1年生にとっては、難しそうに思えるかもらしれませんが、どういうことかお話していきます。
まず、学校というのは、基本的には大勢で過ごしています。
俗に言う、集団行動ですよね。
その中で、先生に目にかけてもらいやすいのはどういったタイプのお子さんでしょうか。
それは、2タイプあります。
①支援が必要
色々とあるかと思います。
行動面、情緒面、学習面、運動面、、、諸々。
これは、目にかかる、かけてらもらえるというよりも、そうせざるを得ないですよね。
それは当たり前です。
支援が必要なことが悪いことではありませんからね😊
②お話できる
・おしゃべり好き
目をかけるというよりも、お子さんからぐいぐいきますからね。自然と関わる量が多かなりますよね。
・発表ができる
発表すると、何かしらの反応がもらえます。
先生や友達から、返事をもらえます。
間違っていても、合っていても、積極的に発表できる子は、話す機会が多くなるので、その分力も付きます。
そして、また、褒めてもらったり、何かしらの反応をもらえて自信につながります。
つまり、これ以外の場合、
自分のことは自分でできて大人しいタイプは、
先生は見てはいますが、物理的に関わりが少なくなりがちです。
もちろん先生もそういったことをわかっているので、気にかけて話しかけたり、関わりをもとうとします。
それに、積極的に発表するんだよ!
とお子さんに言ったところで、性格もありますしね。すぐには難しいところです。
しかし、性格うんぬんではなく、冒頭で言った“伝える力”は大切です。
1年生で言えば、
“お話できるようにしておく”
ということです。
・返事をする
・挨拶をする ありがとう、ごめんなさいも含め
・聞かれたことに答える
・困ったことは言う
・わからないことを尋ねる
簡単なようで難しいです。
学校とは、集団行動ゆえに、積極的に話せる人が有利になります。
有利という言い方は、語弊があるかもしれませんが😅
もじもじしていては、気づいてもらえないことが大いにあるとあうことです。
先ほど述べた2タイプに当てはまらない場合は特にそうなりやすいですよね。
“話せる力”とは、学校生活において、結構ウェイトが大きいです。
個々それぞれですから、大人しいのはよいです。
しかし、
“大人しい”のと、
“話す力”
とは、分けて考えた方がいいですね。
大人しい⇨性格
話せる⇨力
です。
先ほど述べた基礎的なところができるように教えてあげることは必要ですね。
・見本を見せる
・こういう場面ではこう言う
など、その時々で教えてあげたりするとよいですね。
また、言語にするというのは、自信がかなり影響してきます。
ですので、言い方が上手だったり、お話できた時に、具体的にすぐに褒めてあげましょう。
そして、とにかく、困った時には、
困った!
助けて!
教えて!
わからない!
痛い!
先生に言うんだよ
と、教えといてあげておきましょう。
声の大きさや距離も大事です。
たまに、
“先生に言ったけど聞いてもらえなかった”
と、後から知ることがあります。
見ていると、話すハードルが高い子は、相手に聞こえるかどうかではなく、離れたところから囁きレベルでも、言ったことになるようです😆
いきなりあれもこれもは難しいかと思いますが、そういったことを知っていることで、
“聞いてもらえなかった”
と、お子さんから訴えられた時に、色々な状況を考えることができるかと思います。
そして、お子さんに対する返しが変わって、よりよい方へ向かうことでしょう☺️
入学までの間に、今一度、お子さんがどれくらいの話す力があるのか、そして、どこを鍛えていく必要があるのか、考え得る困る状況などを想定してみるとよいでしょう。