ぴかぴかの一年生 小学校編

どの学年でも、そしてお家の方もみんなその年の一年生です。遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

多発⚠️登下校のトラブル

以前もお伝えしたように、登下校というものは、あくまでも保護者の方の責任となります。

学校は門を越えてからです。

そう言うと、なんだか冷たいように聞こえるかもしれませんが、教員不足や過重労働の件で、実際文部科学省も改めて示しています。

お家の方にとっても、これを知ってるか、知らないかで、随分と心持ちが変わるのにと常々思います。

登下校のトラブルは、低学年ではダントツと言っていいほどあるのです。

まさに、子どもたちだけの世界になる時間帯だからです。高学年になっても、登下校時のトラブルがあるくらいですから、低学年では小さいことも含めるとしょっちゅうです。

 

そして、保護者の方は自分たちの責任下であることを知らないんだろうな、、、だから、こんなことを要求したり、訴えてくるんだろうな、、、と思うことが多々あります。そして、その保護者の方の思いは、よい方に向かいません。

学校側も、入学説明会や入学式、懇談会など、時折、保護者の方に説明する必要があると思います。

学校側は、いくら保護者の責任下とは言え、放っておくわけにはいきませんので、昔からの流れで、今でも随分と介入している学校も多いです。

ですので、保護者の方も学校側がすることと思いがちなのですよね。

 

例えば、登下校でのトラブルとしては、

1 個人の問題

・こける、荷物を落とす

・走ったり、遊びながら帰る

・寄り道をする、そして迷子騒動

・学童に行かずに帰ってしまう

・地域の方から注意を受ける

2 友達問題

・登校班の班長、もしくは上級生が〜

・下校時に同級生が〜

3ご近所問題

・登校班の役員が決まらない

・自宅に帰らずに、勝手に家に来られる

 

1・2・3共に、お家の方が関係してくることも多々あります。

なぜなら、登下校トラブルというのは、家が近い子同士のトラブルが多く、引っ越さない限り長いお付き合いになるからです。

すると、親同士の関係がぎくしゃくしたり、悪化したり、はたまた、親の感情がトラブルを長引かせてしまうということもあるのです。

そして、家が近いと言うことは、登下校だけでなく、放課後問題にもつながるのです。(下校時間も放課後の一種なのですが)

 

放課後、そして、下校時間、気の合わない友達と一緒にいなくてよいと大人なら考えるでしょう。しかし、そうは簡単にいかないのが子どもの世界です。

低学年では、近くにいる人が友達になります。

席が隣、前後、そして、最も多いのが下校が一緒の子です。帰ってから遊ぶからです。

地域や子どもによっても異なりますが、一般的には、遠い家の子と遊ぶという発想は、学校生活に慣れ、友達も増え出し2年生に近づきだした頃、もしくは2年生頃でしょうか。

そして、中学年になり、人数も範囲もぐんと広がっていきます。

このような流れでできた低学年での友達関係は、気が合う合わないは関係のないところで出来上がってしまっています。

そして、低学年で友達からされたこと(自分がしたことは覚えていない、気づいていないこともしばしば)をお互いに根に持ち、中学年、そして高学年まで引きずることもあるのです。

かなり、尾を引くこともあります。

ですので、中学年になっても、担任が知らない時期、知らないところで起こったことを、紐解きながら話を聞くこともあります。

 

では、お家の方が、できることは何かです。

まずは、先ほどもお伝えしたように、登下校は保護者の責任下という元で、進めていくということです。

登下校のトラブルが学校生活に影響を与えるので、学校も関与しないことはありません。

ですが、お家の方ができることを積極的に行ってよいということです。

例えば、登下校に付いてみるとか、トラブルがあった場合は相手のお家の方や地域委員さんに相談してみるとかです。

もし、直接が難しいのであれば、学校に状況や経緯などを伝えて相談すればよいです。

ママ友に相談、、、これ、ややこしくなる原因No.1と言っても過言ではないですので、要注意です⚠️

なぜなら、それぞれがつながっていて、こんがらがることがあるからです。

(一度ややこしくなると、子どもよりも、保護者の方が根深かったり、、、)

 

学校に相談することは、遠慮する必要はありません!!

しかし、この捉え方が大切なのです。

捉え方が違うと、学校は何をしている!先生はなぜ登下校に付いてくれないのか!と、思ってしまうかもしれません。

そうすると、解決させたいという思いの矛先が、違う方に向かってしまい、解決どころでなくなってしまうのです。

 

そして、もう一つは、子どもに他の友達の選択肢を与えてあげることです。

入学からの流れで、ずっと一緒にいるものだと思いこんでしまいます。

他の友達に目を向けさせてあげるよう声をかけたらよいです。

1年生、2年生の間は、トラブルもしょっちゅうあるかもしれません。そう言う時期もあるでしょう。

しかし、クラスもかわり、友達関係も広がってくる中学年にもなっても、トラブルが続くようなら、他の子と帰ることを提案したらよいでしょう。

そうすると、その子が1人になるかもしれないからと心配してくださるお家の方や、お子さんもおられます。

そういう時は、先生に相談したらよいです。

ここでも、経緯やお子さんと話し合っている内容、出てきた課題などをお伝えしたらよいです。

先生も中学年になって、無理に帰らせよう、仲良しこよしでいなさいとは言わないでしょう。

お互いから話を聞いて、よりよい方法を一緒に考えてくれることでしょう。

 

ここで問題なのは、お家の方の意識の差です。

少し、離れて別々に帰ろうとと提案すると、仲間はずれにされた、あれだけ一緒にいたのに、、、と思う保護者の方もおられるのですよね。

子どもだって、一人一人に世界がありますし、気の合う合わないはあります。

何よりお互いにとってよい状況でないというのに。仲間はずれにして、逃げたり、避けたりすることは指導しますが、、、

大人だって、勤務外に職場の人と一緒ではないですよね。職場の誰と過ごそうが、私は仲間はずれにされた!とはなりませんよね。

しかし、なぜか子どもの時には一緒にいることが正しいとなってしまいがちなんです。この場合は少しややこしなります。

学校の先生に間に入ってもらいながら、冷静に対応していきましょう。

その時は、何ができるのか。

ここで、親の腕の見せ所です!!

大人の内を、子どもの前でさらけ出さないことです。

感情で物事を判断して子どもの前で言わないということです。

相手の立場になって考えてあげられる冷静で穏やかなお子さんは、お家の方も、非常に冷静に対応でき、それも一つの学びと捉えておられます。

子どものことは守る姿勢は持ちながらも、大人の対応をしていきましょう。

そして、それが一番解決に近づく道でもあるのです。一番、子どもにとってよい結果となります。

 

登下校や放課後について、少々不安を持たせてしまったかもしれません。

しかし、ほとんどの子は、時間が解決してくれたり、お家の方同士や学校で話し合ったりして、解決しています。

不安にさせるつもりでなく、知っていると、そのようなことがあっても、あーこれか!と、心持ちや対応に余裕が持てるかと思います。

不安は考えるときりがないですし、なかなか難しくもありますが、どしっと構えていきたいところですね☺️