ぴかぴかの1年生 先生の視点から

遠慮して聞けないちょっとしたことも知れば安心です。

シンプルな文房具が断然おすすめの理由

入学前に揃えてもらった文具セット。

まだまだ、同じものを使用しているかと思いますが、これからそろそろ新しいものに目移りし出す頃になります

・消しゴムが小さくなった

・文具屋さんで他のかわいいものに目が奪われた

・友達が新しいのを持ってきた

 

買い替えの時期、以前と違う使用のものを持ってくる子がいます。そして、そういったものを見て、新しい物に買い替える子が増えるのです。

確かに、文具屋には数多くの楽しい商品やかわいい、かっこいい商品があります。企業努力ですね。なんだか、やる気も出そうですよね。子どもが喜ぶ姿を見れるなら、「これくい」と思えるお値段かもしれません。

しかし、本当に必要でしょうか。

 

惹かれる商品

①便利機能付き

便利機能付きでも、大人と違い扱いきれていないです。大人の便利グッズと、子どもの使いやすさは、また別です。特に、授業で使う分には、便利な機能は必要ないのです。また、便利機能という名の、「おもちゃ」もあります。

・使いこなせていないどころか邪魔になっている

・複雑な使い方で、使用するのに時間がかかる

・手遊びして話が聞けない

例)

・ボタンをおすと、「消しゴム」「はさみ」「ものさし」入れが開く筆箱。

鉛筆を出してあげようとしても、消しゴムを出して消してあげようとしでも、ボタンが多くて、すぐに開けない。

・ローラー消しゴム

消しゴムケースに蓋があり、外さないと消せない。コロコロして消しカスを取る時間は休み時間にはしない。

・友達が触る

・壊れやすい

休み時間などに友達が触りに集まります。嫌がらずに触らせてあげるのですが、トラブルになりやすいです。それは、壊してしまうということです。

また、複雑な分、壊れやすいことがあります。当たったり、机を運んだりする時、落としてしまい壊れることがあります。

わざとではないので、お家の方に連絡すると、大抵

「いいですよー壊れるものですから」

と快くおっしゃってくださいます。そして、大抵、

相手がいれば相手へ電話連絡

相手から謝罪の連絡をしたいと申し出がくる

こわれた方に相手に電話番号を教えてよいか確認の連絡をとる

「もういいですよーでも、そうおっしゃるなら、、、よいですけど、、、」と申し訳なさそうに承諾される

相手に再び連絡する

と言った一連の流れになります。連絡がうまく繋がればよいですが、一方の連絡がつかなくなると、この案件を抱えたまま、他の仕事を行います。

ちなみに、相手の方へ「わざとではないけど壊れてしまって、、、」と言いながら、「相手へ謝罪連絡入れたいです」の一言を待ちながらの連絡です。

 

②可愛い

可愛いものに目がない子は一定数いますね。まだ使える状態でも次々に新しいものに変えてきます。「これで勉強頑張って!」という励ましもあるかと思いますが、逆効果です。

・眺めている

・機能性が落ちることがある

集中力に欠けます。また、チャームが付いていて邪魔になったり、書きにくい、消しにくいといった物が見受けられます。

機能性よりも、見た目の可愛さで選ぶとそうなりがたです。

男の子の場合は、眺めるよりも、文具を何かに見立てて自分の世界に入り込んでいるらことが多いです。“うぃーん”“がっしゃーん”など、何か飛ばしています😆

気に入って買ってあげたとしても、うっとり眺めるのは初めて だけで、すぐに落書きしてしまったり、削ったりされずに放置され、また新しいのに変わるというのもあるあるです。

 

 

文具はシンプルに限る

シンプルなものは、昔からあるメーカーであったり、形のものです。

①使いやすい

昔からの老舗のthe文具は使い心地がよいです。

・鉛筆

六角形で持ちやすい

芯は安定感の書き心地

・消しゴム

消しやすい硬さの絶妙さ

大きさも手にフィット

・ものさし

目盛りが見やすい

透明で線が合わせやすい

邪魔なえがない

スタート0が端からはじまっている

 

また使いやすさを重視してよく考えられています。

・筆箱

蓋が一つ

→鉛筆も消しゴムも一緒に取れる

  余計なことを考えなくてよい

  全て揃っているか一目でわかる

鉛筆が5本程入る仕組み(しか入らない)

→5本ほどで事足りる

   出し入れしやすく考えなくてすむ

   削れている鉛筆が一目でわかる

   余計なものが入らないので片付きやすい

 

②丈夫

消しゴムに関しては、小さいサイズを選ぶと、ふぐに折れてしまう子もいます。まだ力加減がわからないからです。また、赤鉛筆は芯が折れやすいので、折れにくい赤鉛筆は貴重です。

しかし、基本的に丈夫です。

ものさし一つにしても、パカパカと伸ばせるタイプは便利そうに見えて、すぐ割れてしまいます。カチカチ音をさせたりと、「これいいなー」と思ったことがないくらい不要です。つまり、もったいないです。

選ぶ時には、シンプルなものにしておけば間違いないです。そのちょっとした費用を貯めて、何か楽しいことや将来に違ってあげてほしいなと、本当に余計なお世話ながらに思ってしまいます。

 

学校購入もおすすめ

今は百均が充実しており、学校購入は高く感じるかもしれません。

しかし、学校購入の文具は、前年度や長年、もしくは他校で使っていてよかったものを紹介しています。同じように見えて、微妙なちょっとした違いで、使い勝手が変わることがあるのです。

百均はうまく活用したらよいですが、長く使う道具類(コンパスなど)はお勧めしにくいです。もちろん、当たり商品もあるでしょうが、使いにくかったり、すぐに壊れることもあります。

また、学校で紹介したものを見本に示すので、同じものの方がわかりやすいです。子どもの安心感も違います。

 

他のお友達の話を聞くと買ってあげた方がよいかと揺らぐかもしれませんが、シンプルなものを大事に使っている子も多いです😄1年生、低学年だけと考えず、学年が上がっても

・使いやすいものを大事に長く使い続けること

・お金をかけるところ

この2点を考えながら、お子さんにも目的を考えさせてあげてください☺️